上山院長ブログ

 体の健康 (Physical)

2023.07.20

人間は見たいものしか見ない、その結果・・・

私の信条の一つは、「最新の医療を受けれるより、医療を受ける必要のない状態の維持を目指したい」なのですが、医学教育はその範囲を網羅していません
そのため興味のある方は皆さん個人で情報を収集し、実践して確認しながら調整するしかなく、分子栄養学はその基礎として大きな助けとなります。
しかしそれが全てではなく、「ヒトにとってのあるべき生活というものは一体何なのか」、今からの課題なのだと思います

私自身生活習慣を見直し続けている中で、まず情報そのものも見定める事を心掛けるようになりました。
ガイウス・ユリウス・カエサルは約2000年前既に、「人間ならば誰にでも現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は見たいと欲する現実しか見ていない」(塩野七生さんの著書“ローマ人の物語”から)。
全くその通りだと痛感しています、多くが良い文面にコロッと騙されてしまいますよね

“WHAT THE HEALTH”では、情報を誰がどのような意図で出しているのか、その点の重要性が見えてきます。
情報収集がしやすくなった一方で、嘘も真実も錯綜しています。
この先情報操作の更なる悪化が懸念され、そのつもりがなくても結果偽りを伝えていたということも誰にでもありえます

一人一人が今だけでなくその先へバトンを渡す義務も背負っていることを自覚し、真実を見誤ることがないようにしていきたいですね

“WHAT THE HEALTH”

Mr. Kip Andersenの2017年製作ドキュメンタリー、現代病と生活の関係を追求していく中で見えてきた医療界の問題点、「スポンサーの悪影響」を見過ごしてはいけない。
https://www.whatthehealthfilm.com/

Netflixでも配信中

2023.05.20

今こそ学び!

この約100年の人間社会の変容は、実に著しいものです。

1950年世界人口25憶人だったのが、現在80億人と急激に増えていますし、すべての技術革新から生活自体が大きく様変わりしています。
今からどの方向に進んでいくのか、全てが関わってくることになるので、自分事として注視していく必要性を感じていますが、意見も多様で正確な目測はなかなか難しいようです。
歴史的にヒトは今まで前進あるのみ、その時々の現象に合わせて社会システムを合わせてきたという印象ですが、今後はAIの発展でそれも変わってくるのではないでしょうか。
先々を予測し“地球人”としての在り方の共通指針が、より現実的に打ち立てられていく転換期なのかもしれません。

個人で取り組むべき事といえば、やはり学びの継続ではないかと思います。
私も長らく生きてきて、時代としても人生としても節目を感じるこの頃、現在幅広く学ばなければと、自分の最終着地点を見据えながら取り組み始めています。
文学、哲学、宗教学、歴史学、量子力学、犯罪学、プログラミング等々、実際の世の中の問題は一つの正答があるというわけではないので、現在から未来を判断する際には多岐に渡る事項において考察ができないと見えてこないものだと実感しています。
いづれにせよ“元気である”という事がどんな時代であっても必要要素であることは間違いなく、一旦失われてしまうと二度と手に入らないかもしれませんので、適切なエイジングケアには引き続きしっかりと取り組んでいきましょう。
 

2023.02.21

Project Blueprint

“Be the next evolution of human.”

正に今に合った取り組みで、このようなプロジェクトにはワクワクします

どのようなプロジェクトかというと、Kernel Co.のCEOである45歳のブライアン・ジョンソン自身が取り組んでおり、「10代の若者と同じように機能する臓器を与えること」を目的としている、実に興味深いものです。
もしここで創薬なのかと思ったら、実に甘い考えです。
彼の取り組みからも、何か飲めば済むというようなそんなぬるいものではないことがわかります。
彼はドクターチームを持ち、採血検査は勿論ながらMRI検査、超音波検査等で詳細なモニタリングをしながら、一方通行の老化の歩みを進ませないための生活習慣を徹底的に実践しています
1977kcalのビーガン食を継続し、サプリメントを活用し、しっかりとした運動/筋トレに励み、十分な睡眠をとり、光治療等も取り入れ、皮膚ケアも怠らず、適切な生活習慣というものを追求中です。
その結果1年で0.75歳の老化スピードと計算され、彼の心臓は37歳、皮膚は28歳、肺活量と体力は18歳だそうです

このプロジェクトでは、肝心なことは日々の生き方であるということを実証しており、先天的な要因を除いては、良い状態を維持できれば本人の努力の結果ですし、悪い状態であれば致し方ない事もあるかと思いますが、基本的に自業自得。
生きる程にその人の生き様が自ずと体に見えてくるということですね。

このプロジェクトからも創薬にばかり注目されがちな現在の医療の風潮には疑問を感じます。
正に“Be the next evolution of human”システム含め人のあり方そのものをアップデートすべき時が来たのでしょう。
是非このプロジェクトに追従していきたいものです。
 

2022.10.24

バイクの教訓「亀の甲より年の劫」後半

バイクの教訓「亀の甲より年の劫」前半はこちらから

私のバイク事情はさておき「老化の実感」の他方、悟ることが出来た一面が重要です。

それは、運転自体は実は20代の頃より今の方が上手くなっているという事実です。バイクライフを開始できる段階は、今だったと納得しました。

20歳過ぎれば老化スタート、全臓器が衰えるばかりですし、運動能力もピークより低下していく中、何故でしょうか。

一言でいうなら「経験値」です

情報処理能力のスピードは落ちているものの、脳に蓄積されている情報量は、20代の頃に比べれば、何百倍・何千倍といえますし、処理方法のバリエーションも比較になりません。
その結果、情報処理の仕方が上手くなった、ということではないかと自己分析しています。

そこでふと少林寺拳法に打ち込んでいた頃を思い出しました。

当時の監督が、力強い若者も遠く及ばない凄みのあるオーラを纏っておられ、実際理解を超える技を繰り出し今なお憧れる存在です。

その時点ではその根拠が良くわからなかったのですが、修練を続け、その年数をかけることでようやくたどり着く“境地”というものがやはりあると腑に落ちました

最近では「流動性知能結晶性知能」とも言われていますが、刃物を仕事で扱う者としては刃物の例が響くので挙げさせてもらうと、日々磨き続けるかどうかがで長く使い物になるかどうかを左右しますよね。

ヒトも日々の修練を積むことで研ぎ澄まされていくのか、それともただひたすらに錆びて朽ちていくだけなのかという事なのでしょう。

私のバイクライフは一例にすぎませんが、要は挑戦し続けることがキーです。大型二輪の講習段階であんなにバイクを倒す人も珍しいでしょう、バイクにはごめんなさい、ですが「倒れたら起こせばいいじゃん」、挑戦に挫折はつきものもの、いかに立ち上がり続けるかの積み重ねが“年の劫の力”、老化・終着点と常に向き合いながら自己研磨していきたいですね。

2022.10.21

バイクの教訓「亀の甲より年の劫」前半

大型二輪免許は、中型二輪免許取得後から長年のブランク開けでの取得でした。
ギアチェンジが中型の試験以来であり、久々のバイクの運転は驚くほど大変で、反射神経情報処理能力など生物として全般的な衰えを痛感することになりました。

バイクは全身を常に使います。体幹でバランスを保持しながら微調整し、四肢それぞれで異なる操作をする必要があります。中型から大型へは技能12時間だけで良く、通常であれば短いほど良いのでしょうが、ブランクがある身ではプレッシャーでした。

試験で予定されている走行コースは2コースで、当日のくじでどちらかに決まります。
ですので、普段からこの2コースを記憶し、どちらでも走行できるよう練習します。

最初口頭だけで指示されますが、全く覚えられませんし、またS字、一本橋、クランク、急制動・・・こんなに大変だっただろうかと挫けそうでした。何度も何度もバイクを倒しながら、教官の前向きなご指導に励まされ、以前ではする必要もなかった日々の努力、コースを繰り返し見直して頭に叩き込み、you tubeでイメージトレーニングを続け、そして中型のバイクをレンタルして自己訓練を積み重ねた結果、無事期間内での最終試験にこぎつけました。

当然一発合格を目指し挑みましたが、あろうことかS字を2速で行くところを3速で進んでしまい、激突・転倒・・・即失格。“心が砕ける”というのが正にふさわしい瞬間でした。

結果を待つまでもないため、帰って良いと言われるのですが、大きな打撃でした。

日常のバイクは視覚で何速なのか確認できるのですが、教習所のバイクは表示がないので、難易度高いですよね。
この一連の経験は生物としての衰えと、鍛錬が疎かになっていた事実確認となりました。
その後は追加指導を1度受け、再試験で無事合格を勝ち取り、250CCからバイクライフを謳歌しています。

 

幼少時からの私の望みは1100~1300CC、そうなるとバイクの重量が現在のものの+60㎏以上となるので、もう数年修練を積んでからという計画です。

しかしいよいよあともう一歩という所にまできました。

私のバイク事情はさておき「老化の実感」の他方、悟ることが出来た一面が重要です。

バイクの教訓「亀の甲より年の劫」後半へ続く

2022.07.21

睡眠の質とメラトニン

 私は今まで『眠れない・・・』という悩みを持ったことがないです。

普段は眠くてしょうがない、という状態で眠りにつきます。

年に何回か寝つけなかったり、早く目覚めたということがありますが、
私としては「ラッキー!!何かできる」と思い、できた時間を有効活用しています。
ただ問題は、朝起きてからすっきり感がなかったり、仕事中に眠気を感じることがあり、眠りが浅いのかなと思っていました。
私が今までしてきた睡眠の対策といえば、まずは“照明”です。
もともと調光のできるダウンライトが好きで、夜間は暗めの電球色にしています。
また遺伝子検査の結果で、カフェインの分解が苦手であることが分かり、できるだけ摂取しない、摂取するときは朝にして、夜間は極力避けるようにしたところ、起床後の疲労感が減りました。
そして、最近新たに追加したことが“メラトニン”の摂取です。
メラトニンは松果体より生成され、コルチゾールと逆のリズムで分泌される、眠りを促すホルモンです。
メラトニンを適切に取り入れることで、コルチゾール分泌も良くなるだろうと思い、取り入れてみました。
常にというわけではないですが、活動量計での深睡眠時間は、以前より長くなりました。
凄いのは、「実質睡眠時間以上に、朝の目覚めが良い!」という事です。
昼間の眠気の問題としては、食後の低血糖も忘れてはならない問題点ではありますが、睡眠時にしっかり休めているかどうかも大きなポイントです。
私はメラトニンを摂取し始めてから、昼間の眠気が断然減っています。

よく睡眠の“時間”を気にされる方が多いですが、睡眠の“質”に着目することの方が重要のように思います。

不眠でお悩みの方、原因は様々ですので、まずはご自身の生活を見直されてみては如何でしょうか。

2022.06.14

情報を見極める

衛星通信、パソコンや携帯機器の発展で、多くの情報を容易に誰もが瞬時に手にする事も出来ますし、また情報を出す事もできるようになりました。

 
初代iPhone2007年に発売され、この15年で怒涛のように良くも悪くも情報で溢れるようになりました。

しかし得るべき大事な情報をキャッチ出来ているかというと、怪しいものです。

 必要な情報を得るためには、良い情報かどうか判断できる能力を養うことも必要です。

 医療においても同様で、非常に進展してきているのですが、まだまだ一般的に有効活用されているとは言い難いところです。

これからの医療におけるキーワードは、“メンテナンス”です。

 「ヒトを良い状態で100年もたせるためには、メンテナンスが必須であり、異常を自覚してからでは遅い」

ということが前提になってくるでしょう

 美もしかりです!
確かな情報を得ることに向き合い、しっかりメンテナンスに取り組んでくださいね

2022.06.03

私の花粉症対策は”ビタミンD”

花粉シーズンは一段落しましたが、今年も花粉症の症状に悩まされた方が多かったのではないでしょうか?

私も数年前の春、突然の鼻水と目のかゆみ症状を認め、抗アレルギー剤を飲んだことがあります。
なぜ、あの春だけ花粉症を発症したのか?不思議に思っていました。

何が違うのか考えたところ、住んでいた場所と生活リズムの影響ではないかと。
これまで住んでいた中で、最も北に位置した地域に移動して2年目であり、生活スタイルとしても日光にあまり当たらない2年間だったと思います。

その後、年々南へ移動し、分子栄養学的取り組みをするようになり、薬いらずとなりました。
花粉症の症状がでて約2年後のビタミンD血中濃度が25-OHD 32.5ng/mlと欠乏症ぎりぎりでしたので、症状が出ているときはもっと低かったと思われます。
最近のビタミンD血中濃度は80ng/mlを維持しています。
ビタミンDが関与する疾病は、花粉症だけではありません。
大腸癌や乳癌、糖尿病、高血圧症、心筋梗塞や鬱病など多岐にわたります。
疾病予防からみた至適値は5080ng/mlと言われています。

花粉症で困っている方は、ビタミンD不足である可能性も高いため、花粉症のみならず、病気予防のためにも一度ビタミンD血中濃度を測定されてみては如何でしょうか?

2022.04.15

靴の正しい活用の仕方

二足歩行のホモサピエンスとして、足が骨格の基礎となります。

全く気にとめていなかった頃、私は23.5㎝のハイヒールを履くことが多かったです。

足のメンテナンスに取り組んだ結果、何と“25.0㎝”のスニーカーがベストとなりました。

実に驚きです。

その結果何が良くなったかというと、“安定感”です。

少林寺拳法や二輪車の運転をする中で、身体能力を左右するのが体幹の安定感だと思うのですが、そのためにはまず足が安定していない事には始まらないのだなと知りました。今の方が身体の使い方の能率が上がっているように思います。纏足(てんそく)の足の状態と照らし合わせると分かり易いかと思います。

来院される方々を拝見し、皆さんの共通する問題点が、足に合った靴ではなく、靴に足を合わせていらっしゃることです。合っているかどうかも実は自覚しづらいのです。なにせ私自身もそうでした。

ボディメンテナンスにおいて、足の環境づくりも必須要素ですね。

足のメンテナンスを始めてから、ナイキスニーカーにフォームソティックスインソールが私の定番となりました。室内でも室内用のナイキスニーカーにフォームソティックスインソールで、スリッパ代わりとして活用しています。

私が他にルーティンとして取り組んでいることは、定期的な角質ケア、約2㎏の重しをつけて階段の上り下り、18000歩、短時間の筋肉トレーニングぐらいです。

足底の角質ケアは、されたことがない方はお勧めします。感覚がぐっと良くなり、足の使い方の改善に繋がり、反射神経が良くなる印象です。

靴社会の現代、見た目の良さではなく、自己の身体能力を伸ばせる靴を是非探してくださいね。 以下wikipediaより

  

2021.11.25

貧血の放置は禁物!

形成外科の術前検査で、引っかかる頻度が多い疾患が“貧血”です。

貧血は創治癒には勿論の事、全身へ悪影響を及ぼします

過度の貧血の時には、改善させてからの手術になります。

1980 年代の調査でも既に、 日本女性の何と56.4%が貧血を指摘され、そのうち 55.9%が鉄欠乏性貧血でした。

今は更に増加しているのではと危惧されています。

健康診断では基本的にHb(血色素)だけを確認しますが、実際には鉄やフェリチン(貯蔵鉄)まで測定しないと鉄欠乏性貧血かどうかは分からないため、見過ごされている事も多いようです。

術前検査では MCV(平均赤血球容積),MCH(平均赤血球容積)もチェックしており、疑わしい人は精査をすすめ確認します。

Hbが12g/dl以上という正常値でありながら、フェリチン(5ng/ml 未満)が計測できないほど低値という方が意外と多くて驚きました。

貧血を以前指摘されていたけれど、気になる自覚症状がなく、途中離脱されたという方も多いようなのですが、継続的にみてみるとなかなか改善していないようです。

恐らく生活習慣そのものが変わっていないので、 鉄剤を内服しなくなると自ずと低下してしまうのでしょう。

自覚症状がないからと放置されるのは、美と健康面においてお勧めできません。

急速進行の貧血ではめまいやふらつき感等の症状を自覚できますが、ゆっくりすすむと、不調が日常的になっているのでなかなか自覚できなかったりするのです。

改善してきてようやく不調だったことを自覚できるようになったりします。

症状がないからと甘く見ている方、慢性疲労、精神不安定、肌荒れ、不妊、妊娠・出産後トラブル、創治癒遅等々、悪影響は多岐に渡りますので、問題が大きくなる前に対処して欲しいものです。

貧血などの慢性疾患は自分で作っているものも多いのです。

ご自身が今の状態を変える努力をしない限り、進行する一方ですので、今一度見直して頂ければと思います。

ただし、貧血の原因として鉄欠乏性貧血だけではなく、産婦人科系や胃、十二指腸潰瘍などの消化器系の病気が原因であることもあり、疑わしい場合はそれぞれ専門科での精査が必要です。

2021.11.19

サプリメントの正しい選び方をご存知ですか?

 日本は現在飽食国家である一方、新型栄養不足の人が多くいらっしゃいます。

サプリメントを活用される方も徐々に増えているようですが、そこには注意すべき大きな落とし穴があるのです。

サプリメントの正しい選び方をご存知ですか?

適当に選んでは損しかありませんよ。

東京都では毎年健康食品試買調査をし、その結果を公表しています。

その結果は燦々たるもので、「特に通販サプリメントのほとんどは法令違反をしている」という驚くべき結果でした。

良くわからないまま購入すると、変なものを掴まされて逆に不健康にもなりかねないという悲しい現実。

口コミは基本あてになりません。

情報の一つと捉える分には良いのですが、口コミしている人がどれほどの知識量で判断しているのか怪しいものです。

自分を守るためには自分の頭で考え、良品を選べる知識を習得したり、あるいは専門家に聞いてみる事です。

難しいなと思ったあなた!大丈夫です。

実は大半は簡単に見分けることができます。

“○○の効果があります”ということだけを強調して記載している製品は、まず不良品だと判断して良いでしょう。

製品自体が良いものであれば、第一に成分表をアピールするもの。

そして製造工程や製造者、栄養等に関する情報を積極的に発信している会社は信頼できます

なぜ不良品がここまで多いのか、答えは簡単。“売れる”からです。

消費者が正しい知識を得る機会がない中で購入することで、悪徳業者を助長しているのです。

なかには一生懸命頑張っている会社もありますので、 不良品にだめにされるのは悲しいものです。

要は不良品が売れなくなれば、生産者も良品を作るように頑張らざるをえないので、消費者自身が良品を選べる目を持つことが何よりも大事ですね。

2021.08.03

ボディメンテナンスは油断大敵

私は健康診断を含め、年に4回ほど採血検査をします。

そして状態を確認し、日頃の生活を見直しと共にサプリメントの調整をしていきます。


老化スピードを加速させないためのメンテナンスの取り組み、5年以上経過しています。

年を追うほどに違いを感じています。

身体全体が入れ替わるのに7年の歳月を要するという説も、あながち嘘ではないように思います。


しかしながら成長期を過ぎてしまうと、個人の臓器能力の限界は決まっていると考えた方が良いでしょう。

もはや能力を伸ばすことは期待できないので、そもそもの能力を最大限に活かすことしかできません。

基本的に若返ることはないですし、「いかに老化スピードを抑えるか」の観点で取り組む事が大切です。


さて今年の全体的な検査を実施したところ、衝撃的な結果でした。

皆様はご自身の“ホモシステイン値”をご存知でしょうか

私は毎年のメンテナンス健診(自費診療)で確認しており、3~7 nmol/lが適正値のところ、私は5~6nmol/l台で推移しており、完全に安心しきっていました。


それが何と今回“11.1nmol/l”!!


何とそれまでの2倍ほどになり、目を疑っちゃいまいた。

定期検査を続けていたお陰で、早目に知ることが出来、大きなダメージになる前に対策が立てられます。

良くても悪くても、定期的に確認する事の大切さを改めて実感しました。


ボディメンテナンスは“油断大敵”ですよ~


ホモシステインが高値となると、実は大問題なのですが、「いったい何?」と思われる方も多いかと思います。

次回ホモシステインについてお話したいと思います。

2021.06.18

肌(皮膚)には五感がある

 肌は触覚だけでは?と思いますね。

それが実は他の視覚、聴覚、嗅覚、味覚も備わっているというのです。

傳田光洋先生「皮膚は0番目の脳」だとも仰っており、その重要性が伺えます。

その中でも“聴覚”について注目したいと思います。

生演奏を聴くと、ホルモンへの影響がみられ、首から下を防護服で保護するとその影響が遮断されたという報告が見られます。

“全身で音楽を聴いている”と感じていたのは、正しいようです。

私は屋内の小さめのホールで、お酒でも飲みながら音楽を楽しめるスタイルがお気に入りです。

コロナ禍となってから、そのような機会はないためか、何だか最近刺激不足さを感じていました。それはやはり肌の五感刺激不足のためなのかもしれません。

今後ますますオンライン化が進んでいくかと思いますが、肌の五感に関しては、オンラインで代用できないものですね。

肌を良い状態に維持することは、見た目だたけでなく、臓器としてとても大事なことですね。

2021.04.16

老化スピードは自分次第

 皆さん人生年表を把握され、ご自身の今の立ち位置や残り時間を意識されていますでしょうか?

誰もが限りある時間であり、永遠ではない事はおわかりですよね。

そして20 歳前後から老化はスタートし、老化スピードは生き方次第でその差がでてきます

体内年齢と生物学的年齢は異なり、既に30 代で60 代のような細胞になっている人もいれば、逆に60 代でも30 代のように若々しい人もいます。

私は肺活量や採血検査の結果から、体内年齢29歳という嬉しい結果が得られました。

1 年で4 か月分の年を取っている計算となり、老化スピードはまだ加速していないようです。

正確なめどをつけるには、前述したように、様々な検査が必要ですが、実は簡単に分かる方法があります。

それは“見た目”です。

誰もが普段から認識している、“顔”、そして“体型”が隠しようもなくその人の体内年齢を物語っています。

“顔”が老けてきたと感じたあなた、“体型”が変わってきたと感じているあなた、全身細胞が同様に老けてきていますよ!

平均寿命辺りまでは、希望しようがしまいが多くの人が生きざるを得ない現代、よぼよぼと生きるのか、しゃきしゃきと生きるのか、それは自分の努力次第です。

何の知識や努力もなく、良い状態を維持するのはまず不可能ですので、日頃から正しい知識を取得し、実践する努力をしていきましょう。

私自身、生きている限り挑戦するために、頑張っています。
それでも老化は完全にはストップしないので、年表から逆算した上でメンテナンスをしています。
皆様取り組まなければ、老化は加速する一方ですので、一度ご来院頂くことをお勧めします。
当スタッフも、より健康で美しい人生を送るために自分の体と向き合っています。

体の不調やお悩みをお持ちの方、今の状態を維持したい方、将来を明るく楽しく元気に生きる準備を、私達と一緒に取り組みませんか。

2020.07.07

ビタミンDで免疫力アップ

 免疫力アップには

1.良い食事をとる

2.筋肉量・骨量を増量し、維持する

3.良好な睡眠をとる

41週間に1回以上は40℃前後の湯舟にゆっくりつかる

この4つがポイントです。

今回はまず1.良い食事について注目してみましょう。

私たちの身体は栄養素から出来ており、免疫力は、体の元気度に相関します。

ですので栄養不足になると、自ずと免疫力も低下します。

免疫力には複数の栄養素が関与していますが、特に注目すべき栄養素は、

“ビタミンC・ビタミンD・ω3”

です。この中で更に意識して欲しいのはビタミンD

なぜなら多くの方が実は、不足傾向にあるからです。

ビタミンDといえば骨、とイメージするかもしれませんが、いえいえビタミンDの実力はそれだけ

ではありません。骨だけでなく、多くの臓器に受容体があり、全身へ影響を及ぼしているのです。

細胞の分化と成長を調整しており、自己免疫性疾患やアレルギー疾患を含めた免疫系、糖尿病、

高血圧、多発性硬化症、癌、認知症、うつ病等関連していると指摘されています。

一般ではなく、元気でいる事を目的としたビタミンD摂取推奨量は20005000IU/日と言われて

います。食材でビタミンD含有量が多いのは魚類や肉類、キノコ類です。もし2000IUを食事でカバー

しようとすると、サンマ2.8尾、鮭2切れ、きくらげ59枚、干しシイタケ125個、牛のレバー4㎏と

なります。

一瞬だったら頑張れるかもしれませんが、毎日食事からだけで摂取するのはやはり難しい

ように思います。十分な量を毎日取り入れるために、便利な手段が、“サプリメント”です。

ですが必要度合いは個人差がありますので、一度ご自身の状態を知るために、まずはビタミンD

血中濃度を測定されておかれると良いでしょう。

身体づくりのスタートは、「自分の身体の状況・体質を知る事」からです。不調が疾患の発症に進展する

前に、良いメンテナンスをしていくことをお勧めします。

2020.06.05

一家に一台“体組成計”

以前は体重計と言っていましたが、もはやそれは過去のもののようですね。

今では自宅で気軽に体重、体脂肪率、内臓脂肪、筋肉量、基礎代謝量、推定骨量、体水分率などが

測定できるという優れもの。そしてそんなに大きな機器ではなく、以前よりむしろ軽くなっている

ように思います。また機能次第でお手頃な値段からあり、一家に一台の電化製品ではないでしょうか。

私は毎朝体重計にのることを習慣としています。これまでは体重計に特に拘りがなく頂き物の体重計を

長年使用していました。体重と体脂肪率までは測定できていたのすが、その機能が稼働しなくなり、

新しいものを購入しようと調べてみたところ、「こんなに進んでいたとは」と驚きました。

色々検討した結果、購入したのが“タニタ”の体組成計です。体内年齢や、筋質が分かるのが良い点です。

最初の測定結果で、“体内年齢2820代だったのは嬉しい限り。検査値の値を100%盲信することは

できませんが、これからの推移をみていく上で良い目安になるかと思います。

ただ注意したいのは体組成計では、“骨密度”は測定できないという点です。

“早いのでは”と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

20歳を過ぎたら、1年に1回は骨密度検査をされることが勧められます。

 もしかしたら、「体重計もう長年乗っていない・・・」なんて方もいらっしゃるかもしれません。

ですがここは文明の利器を活用し、まずは現状を確認してみましょう。

その上でどのように身体作りに取り組んでいかないといけないか、早めに対策を講じれるかどうかが

5年後・10年後の大きな差に繋がっていきます。

2019.07.29

24時間血糖測定でわかるあなたの生活習慣 ~あなたの疲れは、血糖値の乱高下が原因かも~

 自分の血糖値がどのような推移をしているかご存知ですか?

 24時間血糖測定】をされたことがありますでしょうか?

 24時間血糖測定】は、欧米で1999年から臨床応用されていましたが、日本では

2009年から保険診療にて使用可能となりました。

 「血糖値測定なんて、糖尿病でなければ必要ないのでは?」

 なんて思っていらっしゃる方も多いかと思いますが、そんなことはありません。

・「常に疲れている」

・「疲れが取れない」

・「食後の眠気、間食・タイムブレイクが必要(コーヒーも含めます)」

・「夕方ごろ仕事に集中できない」

・「お菓子が手放せなくて、ダイエットがうまくいかない」

・「朝起きるのが辛い」

・「夜間よく眠れない」

 等々、原因はもしかしたら“血糖値”かもしれません。

血糖値が安定していないと、実はとても大変です。

 治療が必要なレベルと言われていない方でも、実際には血糖値が乱高下していることがあります。

 低血糖は生命の危機であるため、どうにか回復しようと体内であらゆる活動が起こります。

それにより精神的にも肉体的にも消耗されるため、イライラしたり、疲れやすかったりしてしまうことがあります。

バランスの悪い食事や、筋肉不足などによる血糖値の悪影響を受けている人は結構多いようで、自覚できていない方がほとんどだと思われます。

 

24時間血糖測定】は、一般的には知られていないようですが、分子栄養学に携わっている方、栄養指導及び運動指導をしている方、人のケアに関わる方で理論的に良いコントロールをされている、または、それを指導する立場にある方は皆様実施されているのではないでしょうか。

 私は昼食前や、昼から夜の食事間隔が8時間以上空いた時には、末梢冷感や疲れ、髪の毛が逆立つようなざわざわ感、空腹を感じるようになります。

「血糖値が低いのだろうな」ということはわかっていましたが、【24時間血糖測定】をしてみて、それが「血糖6070台になっている時」だと具体的にわかりました。

 血糖の乱高下の頻度は少ないものの、血糖が低めである時間が少し長く、そのためケトン体が高めのようです。

このデータから3食の食事バランスや、補食の取り方を変え、ざわざわすることが減りました。

私も、以前はお菓子やコーヒーが欠かせなかったのですが、それは低血糖によるものだったのでしょう。

今ではその頃が嘘のように、お菓子やコーヒーを口にすることがなくなりました。

 ですが、それはすぐに変化できたわけではなく、明らかに体感できたのは、自分の血糖値の変化を知った上で取り組み始めてから、1年ほど経過した時でした。

 改めて今の食事や運動の成果はどうなのか確認したいと思い、再度【24時間血糖測定】をしています。

 8時間間隔での血糖測定や、リーダーでの計測は手間がかかるので、今回は2週間装着するだけで良いという何とも便利な“スマートリブレPro”で測定しています。

 これは、本当に便利ですね。

 体づくりにおいては、すぐに変化を感じられることもありますが、【24時間血糖測定】による食・運動の改善で明らかな変化を体感するには、やはり1年くらい継続することが目安です。

 【血糖測定図(イメージ)】 

習慣化できないと、体は変えられませんが、肝心なのは最初の一歩

予防医療とは、日々のダメージの積み重なりが許容範囲にある間に、そのダメージを上手に回復させ、身体を整えていく事です。

何かを飲めば済む問題ではなく、自分が変わらないといけないので、簡単ではないですが、問題点が分かれば取り組みやすいものです。

 「快眠・快食・快便で悩みなしの絶好調!」と自信を持って言えない方には、【24時間血糖測定】で自分の血糖値の変化を確かめて、何かしら見直してみても良いかもしれません。

2019.05.13

beauty骨活(ビューティーほねかつ)

 皆さんは骨づくりに取り組んでいますでしょうか?

筋肉トレーニングには取り組まれている方が多いと思うのですが、筋肉トレーニングだけでは、骨づくりできていない可能性があり、たとえジムに通っていても、安心はできません。

筋肉トレーニングと骨づくりとは違います。

BCSでは身体に侵襲のない、超音波骨量測定装置を導入し、検査しています。

これは踵(かかと)骨の断面で、骨梁(骨質)部分=硬い部分の割合を測定しており、骨梁面積率で判断しています。

男女とも骨梁面積率30%以上は維持したいところです。

「これで十分」と言いたいところですが、骨量の改善だけではなく、骨質も重要です。

骨質は骨量と違い数値には反映されません。

アンチエイジングに重要な物質は、骨からも分泌されていますので、骨が骨量・骨質ともに健康な状態でないと、勿論その分泌は不十分になります。

骨量、骨質の改善には、適切な栄養摂取や運動、生活改善などの努力が欠かせません。

私も2年前の測定で、あまりの骨梁面積率の低さに青くなったのを覚えています。

女性は特に“閉経”後、骨粗鬆症に拍車がかかるので、「今からこれでは…」と危機感を覚えました。

「私は若いから大丈夫」と思っている方、本当にそうでしょうか?

20歳や30歳代の方々も以前に比べ運動量が減り、食生活が不良となり、外で日に当たる機会が減るなど生活自体が変わってきています。

自分の経験からしても、個人差が大きく、若いからと言って安心はできないと思います。

ただ若いほど、その改善するスピードは速いと思われますので、まずは自分の状態を知って、早くから骨づくりに取り組む事がすすめられます。

しかしながら、70歳や80歳だからもう遅いということも決してありません。

うえやま腎クリニックでは、【骨づくりチャレンジ】を目標に掲げ、スタッフと共にジャンプを主とした運動に取り組み始めました。

その結果、半年で骨量の改善が数値として表れていたのは嬉しい限りです。

私の骨量変化

骨梁面積率

2017年4月

23.3%

2018年10月

28.8%

2019年4月

29.4%

そして今月より、更なる骨力アップを目指して、タンパク質・ミネラルが豊富なオリッジさんのイブシ銀の出汁粉を活用しています。

「骨づくり運動」プラス「天然の栄養摂取」で、次回はどのような結果が得られるか、楽しみです。

2019.03.29

現代医学と伝統医学の融合活用法

私は年に何回か熱発を起こします。

『何かおかしい、体が重いな』という予兆があり、徐々に関節痛と筋肉痛に見舞われ、体温が38℃まで上昇、そして約1~2日で自然と良くなります。

すぐに良くなるものの、体温上昇時の関節痛や筋肉痛で力が入るためか、全身の凝り症状が残り、完全回復までにはもう少し時間がかかります。

そこで最近は、当院で力を入れているオイルトリートメントやボディケアで調整しています。

適切で良いケアを受けると、施術中から効果を実感し、その後の揉み返しなどの不調もなく、ずっと調子が上がっていきます。

先日も体温が37℃後半とまだ高めな状態が続いていて、顔色も暗い状態だったのですが、約90分の施術後には顔色は明るくなり、体も軽くなりました。

(注:このような対処法は、人にうつる感染症が原因でない場合に限ります。インフルエンザや麻疹など、人にうつる可能性のある感染症が原因の体調不良時には、公共の場には行かないようにしましょう)

元筑波技術大学鍼灸学教授和久田哲司氏は論文「歴史に見るマッサージの効果」で、

「マッサージを含む手技療法は医療技術である。 手技の如何によって治療の成績に大きく影響する。 従って治療技術の修得に努めなければならない。 マッサージは本来、西洋医学における電気療法、水治療法など理学療法の一分野である。」

と記しています。

また日本ダイエット健康協会理事で医師の上馬塲和夫氏は論文「伝統医学の可能性、最も古いものに最も新しいものがある」で、

「伝統医学は共通して、体だけでなく心とSpiritualityのレベルへのホリスティックなアプローチ法を有している。 古い伝統医学ではあるが、将来の生命科学の雛形となる可能性がある」

と記し、現代医学と伝統医学を多面的に比較検討しています。

中でも興味深いのは、“ユナニ医学”です。

ユナニ医学とは、現在もインド・パキスタン亜大陸のイスラーム文化圏で行われている伝統医学であり、古代ギリシャ医学を起源としています。

自然治癒と病気の予防を重視し、生活習慣や環境を病気の原因と考え、生活指導や食事療法を行います。

“生薬”を使用したり、“身体摩擦法”(今でいうマッサージ、整体、整骨などによる身体調整法)や“精神療法”、“音楽療法”も取り入れられているようです。

現代医学といわれるものは19世紀後半から発展しているものを指し、現在の医療現場における主柱です。

しかし、その一方で数百年、数千年の歳月を経ても、今なお続いている伝統医学も、活用すべき医学だと思います。

私は、細菌感染症にかかった時には、現代医学に基づいて勿論適切に抗生剤を使用します。

ですが、私の原因不明の熱発の際は、抗生剤も解熱鎮痛剤も使用しません。

体を十分に温め、食とオイルトリートメントやボディケア、十分な睡眠をとることを治療がわりとして選んでいます。

何か一つの手法にこだわるよりも、状態に応じてできることの選択肢を可能な限り挙げて、その中から選択していく方が、良好な結果に繋がるように思います。

何を選ぶかや、それを実際に行動するかどうかは自分次第ですので、皆様がより良い判断ができるような最新の情報をより多く提供していけるようにしていきたいと思います。

2019.03.10

私の花粉症対策は”ビタミンD”

 ビューティーコアサポート外来院長の上山です。

最近、花粉症の症状が出ている方が多いのではないでしょうか?

私も数年前の春、突然の鼻水と目のかゆみ症状を認め、抗アレルギー剤を飲んだことがあります。

なぜ、あの春だけ花粉症を発症したのか?

不思議に思っていました。

何が違うのか考えたところ、住んでいた場所と生活リズムの影響ではないかと。

これまで住んでいた中で、最も北に位置した地域に移動して2年目であり、生活スタイルとしても日光にあまり当たらない2年間だったと思います。

その後、年々南へ移動し、分子栄養学的取り組みをするようになり、薬いらずとなりました。

花粉症の症状がでて約2年後のビタミンD血中濃度が25-OHD 32.5ng/mlと欠乏症ぎりぎりでしたので、症状が出ているときはもっと低かったと思われます。

最近のビタミンD血中濃度は25-OHD42.0ng/mlと改善中です。

ビタミンDが関与する疾病は、花粉症だけではありません。

大腸癌や乳癌、糖尿病、高血圧症、心筋梗塞や鬱病など多岐にわたります。

疾病予防からみた至適値は50~80ng/mlと言われています。

元気な状態であるためには、もう少し摂取してもよさそうです。

花粉症で困っている方は、ビタミンD不足である可能性も高いため、花粉症のみならず、病気予防のためにも一度ビタミンD血中濃度を測定されてみては如何でしょうか?

2019.02.09

エイジングケアに欠かせないビタミンD

 ビューティーコアサポート外来院長の上山です。

ビタミンDは骨粗鬆症で取り上げられる事が多く、“骨”にとって重要と思う方も多いかと思います。しかし、ビタミンDはそれだけでなく、多くの症状や疾患に関与していることが分かっています。

花粉症やアレルギー、アトピー性皮膚炎、糖尿病、自閉症、うつ病、妊娠、月経痛、婦人科疾患、大腸癌、前立腺癌、乳癌、片頭痛、ニキビ等と多岐にわたります。

ビタミンDの受容体は核内にあり、遺伝子発現に関わる重要な作用を担っており、他のビタミン群と異なったものになります。

コレステロールから自分で作ることができ、ホルモン作用を持つステロイド群とその骨格は似ています。

そのため、”ビタミンDはホルモン”と言われることもあります。

                              非公益社団法人日本生化学会から引用

ビタミンD3には活性型と活性型があります。

サプリメントは非活性型になります。

体内では必要に応じて肝臓、腎臓で非活性型から活性型にして、調整し活用しています。

過剰な活性型は悪影響を及ぼしますので、投与するものは、通常非活性型です。

活性型を投与するのは、透析されている方のように、腎機能が低下している方です。

ビタミンD不足の方が多いとは思っていましたが、私の思っていた以上に多いようです。

ビタミンD不足は、筋肉量低下との関与も指摘されており、老化・劣化マネジメントとしても欠かせないビタミンです。

紫外線ダメージを考えると、いくら日光浴で作ることが出来るといっても、積極的な日光浴はお勧めできないですし、やはり美容的には日焼け止めクリームの塗布が欠かせません。

十分なビタミンD濃度を維持するためには、サプリメントを利用することが効率的でしょう。

まずはご自身の血中濃度を確認され、適切な量を摂取されることをおすすめします。

栄養学的摂取推奨量は、1日2000~5000単位が目安になります。

当クリニックでも検査できますので、お気軽にご相談ください。

2018.12.28

睡眠の質改善に、”メラトニン”

 ビューティーコアサポート外来院長の上山です。

私は今まで『眠れない・・・』という悩みを持ったことがないです。

普段は眠くてしょうがない、という状態で眠りにつきます。

年に何回か寝つけなかったり、早く目覚めたということがありますが、私としては「ラッキー!!何かできる」と思い、できた時間を有効活用しています。

ただ問題は、朝起きてからすっきり感がなかったり、仕事中に眠気を感じることがあり、眠りが浅いのかなと思っていました。

私が今までしてきた睡眠の対策といえば、まずは“照明‟です。

もともと調光のできるダウンライトが好きで、夜間は暗めの電球色にしています。

また遺伝子検査の結果で、カフェインの分解が苦手であることが分かり、できるだけ摂取しない、摂取するときは朝にして、夜間は極力避けるようにしたところ、起床後の疲労感が減りました。

そして、最近新たに追加したことが“メラトニン”の摂取です。

メラトニンは松果体より生成され、コルチゾールと逆のリズムで分泌される、眠りを促すホルモンです。

 (sleep designの図を引用)

メラトニンを適切に取り入れることで、コルチゾール分泌も良くなるだろうと思い、取り入れてみました。

常にというわけではないですが、活動量計での深睡眠時間は、以前より長くなりました。

凄いのは、「実質睡眠時間以上に、朝の目覚めが良い!」という事です。

昼間の眠気の問題としては、食後の低血糖も忘れてはならない問題点ではありますが、睡眠時にしっかり休めているかどうかも大きなポイントです。

私はメラトニンを摂取し始めてから、昼間の眠気が断然減っています。

よく睡眠の“時間”を気にされる方が多いですが、睡眠の“質”に着目することの方が重要のように思います。

不眠でお悩みの方、原因は様々ですので、まずはご自身の生活を見直されてみては如何でしょうか。

2018.12.19

脇汗問題は夏と冬

 ビューティーコアサポート外来院長の上山です。

多汗症で困る時期は、1年間に2回あることをご存知でしょうか?
夏は誰もが思い浮かべますが、もう1回はというと、なんと今からの時期なんです。

寒くなると、厚着をしますし、暖房もつけますよね。

冬の時期、脇汗が気になる方は、実は多いのです。

脇汗に対する代表的改善方法は、以下が挙げられます。

1:外用剤:塩化アルミニウム、Dシリーズ等
2:脇汗パット、インナー
3:ボツリヌス毒素注射法(例:ボトックス)
4:ビューホット(日帰り、局所麻酔必要、腋臭症加療がメイン)
5:手術(入院、全身麻酔、胸腔鏡下交感神経遮断手術)

汗の量がそれほど多くないという人にとっては、外用剤やパット等は有効のようです。

しかし、それで対応できない多汗に対して次に進められるのは、やはりボトックス注射になるかと思います。

ダウンタイムがほとんどなく、平均として4~6か月間隔での再実施で、コントロール良好な方が多いのではないでしょうか。

1回でどうにかしたい、となるとやはり手術になるかと思いますが、ダウンタイムが長かったり代償性発汗などの影響も強く出てくる可能性が高いです。

しかし、手掌や足底の多汗に対する加療には、ボトックスは難しかったりしますので、症状や目的に応じて検討されるのが良いでしょう。

誰でも汗はかきますし、体温調整やデトックスとしては重要なことです。

しかし、お洒落なトップスに、汗の脇染みがひどいと、コンプレックスに繋がりかねません。

コンプレックスを解消できるような、良いコントロールを目指すことが大切だと思います。

最近ぐっと寒くなり、もう暖房なしには過ごせませんね。

お洒落で暖かな冬を過ごせると良いですね。

*ダウンタイム:施術から日常生活に差し支えなくなるまでの期間

*Dシリーズ:(株)ケイセイの制汗剤です。スティック、クリーム、パウダー、シャンプー、ボディソープがあり、当院でも取り扱っています。

2018.11.01

あなたの”骨”は大丈夫?

 ビューティーコアサポート外来 院長の上山です。

日本骨粗鬆症学会に参加してきました。


ビタミンDの重要性を改めて実感しました。

ビタミンDは骨ミネラル代謝だけでなく、アレルギーなどの自己免疫疾患、糖尿病、動脈硬化、癌など多くの疾患との関連性が指摘されており、実は結構重要な栄養素です。

ヒトは食事と紫外線による皮膚での合成により、ビタミンDを保持しています。

美容の観点からは、日焼けを避けることが薦められますが、栄養の観点からするとビタミンD欠乏になるリスクが潜んでいることになります。

その分、不足するビタミンDはサプリメント等で補充することを推奨しています。

私もできるだけ日焼け止めクリームや日傘を使用し、焼けないように生活しています。

勤務中はずっと屋内で過ごし、暗くなってから帰宅する事も多く、日光にはあまりない縁のない生活でしたので、「自分のビタミンD血中濃度は大丈夫かな?」と実は心配していました。

今回測定してみたところ、25(OH) Dは42.0 ng/mlとまずまずで、体づくりの効果が出ていると思われる結果で嬉しくなりました。


〈血清25(OH)D ng/ml〉 ~20:欠乏、20~30:不足、30~:充足

皆さん「自分は大丈夫」と思っているかもしれませんが、怖い事に20~30歳代の人でも90%以上がビタミンD不足あるいは欠乏状態にあるというデータもあり、骨粗鬆症問題はもはや高齢者だけの問題ではなくなっています。

特に女性は、妊娠や更年期において骨粗鬆症が進む可能性が高く、いかに早くから骨づくりをしておくかがとても重要です。

私も生きている限り、自分の足で自由に活動したいので、

”beauty bone&mussle(美しい骨と筋肉)”

を掲げて、取り組んでいきたいと思います。

自分の骨に自信がありますか?

2018.10.24

脳梗塞の発症リスクを知る方法

 ビューティーコアサポート外来 院長の上山です。

当院でもLOX-index®が測定できるようになりました。

この検査は、採血でsLOX-1(可溶性LOX-1:血中に放出されたLOX-1)とLAB(LOX-1 ligand containing ApoB)を測定するものです。

LOX-index®は、脳梗塞・心筋梗塞発症リスクを評価する最新の指標です。

日本国内で行われた、約2,500名を約11年追跡した研究に基づいています。

sLOX-1とLABから得られる解析値により、脳梗塞・心筋梗塞発症率を予測するものになります。

LDLコレステロールは悪玉コレステロールと言われたりしますが、体にとっては必要なものです。

胆汁酸や細胞膜、CoQ10、性ホルモン、ビタミンD等を作るのに欠かせません。

少なすぎると、体の不調の原因になります。

しかし“酸化されたLDL”が多いのは問題です。

私自身ずっとLDLコレステロールが高めで、体の酸化が進んでいることは他の検査で知っていたので、今の状態を知ろうと思い測定しました。

結果は予想通り、やはり高めかな、という結果でした。

いくつになっても脳神経系をフレッシュな状態にしていくためには、「良質なコレステロールが生成できる事」、「みずみずしい血管である事」が必須条件になります。

今回この検査を受けたことで、「私の体には、抗酸化ケアがまだまだ足りない」事が判明しました。

もっとケアに取り組まなければいけませんね。

予防こそが最大のリスクマネージメントです。

皆様も是非一度は検査されてみてはいかがでしょうか?

2018.08.16

生活に欠かせない”ケイ素”、人体にも必須?

 ビューティーコアサポート外来院長の上山です

「ケイ素」を最近よく耳にしませんか?

ケイ素含有サプリメントやケイ素濃縮溶液は体に良い、という事でしたが、でも「ケイ素は石英で水晶でしょ?」と、まったくピンときませんでした

ですがただ良いケイ素だけでなく、悪いケイ素もあるとうことで、どういうことなのか、まずは整理してみました。

ケイ素(英: silicon)は、原子番号 14 の元素で、元素記号は “Si”

ケイ素は酸素に次いで地殻上に2番目に多く存在する元素で、鉱物の主成分として存在しています。

そして、放散虫・珪藻・シダ植物・イネ科植物などにおいて、二酸化ケイ素の形として骨格に利用されていますが、栄養としての必要性はよくわかっていないようです

シリコンはケイ素の事ですが、“シリコン”は頭皮に悪い、と話題になっています

シャンプーで“ノンシリコン”と強調されている製品が多いですよね。これは、シリコン樹脂をさしています

またシリコーン(sillicone)は、ケイ素を含む有機化合物の総称で、天然には存在しません

油状、ゴム状、樹脂状などの形状のものがあり、潤滑油、接着剤、など様々な用途に使われています

高純度な単体ケイ素は、半導体として用いられています

byダンドリープロから

また形成外科医にとって身近なシリコーンは、乳房再建時のインプラント製品です

ナトレル製品の概要説明では、「シリコーンエラストマーシェルに、ソフトで凝集性のあるシリコーンゲルを充填している」と記載されています

以上を見ても、ケイ素は実に多様な形態をとることができ、私たちの生活に欠かせない元素であることがわかりました

構造上の違いで、「結晶質と非晶質」に区別され、「水溶性と不溶性」があります

植物の中のケイ素は「非晶質で可溶化率が高く、発がん性なし、そして粒子が小さいため、吸収率が高い」そうです

一方、水晶などの鉱物は、「結晶性で不溶性であり、発がん性あり」に分類されています

結局、「ケイ素がヒトに与える良い効果は何?」という感じですが、水溶性で非晶質のケイ素濃縮液製品は、

・アルカリ性であり、腸内細菌の善玉菌の活性化する
・骨の原料であるコラーゲンとカルシウムを接着させ、骨の密度を高める
・血管の内膜の幹細胞を活性化するため、動脈硬化予防となる
・肝臓や腎臓を回復し、デトックス効果を促進する
・ケイ素はマイナスであり、マイナスに帯びている有害金属を吸着し、排出させる
・抗酸化作用が高い

等ということが挙げられています

まとめると、「細胞骨格に必要な原料であり、高いデトックス効果を有する」ということでしょうか

今回今まで注目していなかったケイ素が、実はこんなに活用されていることを確認できました
しかし、口から取り入れたり、塗ることで得られるメリットに対して、自分が納得するには、もう一歩でしたので、更に調べを進めて、またご報告したいと思います

by高尾粒子系素材技術ホームページから

2018.07.30

臭いと常在細菌叢(じょうざいさいきんそう)の関係とは

 デオドラント関連製品が、売れる時期になりました。

今年は気温も高いですし、汗も多いのではないでしょうか?そうすると気になるのは、“臭い”ですよね。

不思議だと思いませんか。

なぜ体臭はそれぞれ違うのか。

好きな臭いもあれば、中には受け入れ難い臭いもありますよね。

形成外科でよく関わる臭いといえば、“腋臭症”(えきしゅうしょう=ワキガ)です。

アポクリン汗腺から出る汗を餌として、常在菌が繁殖し、蒸散することで臭いを発します。

エクリン汗腺は全身にありますが、アポクリン汗腺は耳や腋窩(わき)、乳輪、臍部(へそ)、陰部、肛門周囲というように、局在しています。

この臭いの改善のために、

①デオドラント製品(銀やアルミニウム系:ケイセイのDシリーズ等)

②ボトックス注射

③アポクリン汗腺を除去する手術(腋窩限定)

④2011年~ミラドライ、2014年~ビューホット日本に導入

以上の方法が挙げられますが、④の機器により、今までできなかった乳輪や陰部に対し、根治的アプローチもできるようになったことは、画期的だなと思います。

しかし、まだ限界があります。

「常在細菌をいかにコントロールできるようになるか」は、健康面そして美容面においても欠かせない課題といえるでしょう。

最近では、あらゆるものに“乳酸菌”が含有されていますが、これは「常在細菌叢の影響が結構大きい」という事が、解明されてきたからだと思います。

便移植加療もされるようになりましたが、常在細菌叢の理想的なコントロールには、まだ時間がかかりそうです。

自分が良い臭いと感じる人には、やはり惹かれますし、そうでない場合印象が悪くなる可能性は高いです。

そして自分が良いと思った臭いが、必ずしも他の人が良いと思うわけではないということも、面白い点ですね。

恋人同士や親子、夫婦や友人など、人と人との接触は、遺伝的多様性のためとも思われますが、もしかしたら良い菌の交流のためなのかもしれません。

果たして「ヒトが細菌を利用しているのか、細菌がヒトを利用しているのか・・・」、ふと猛暑の中、疑問を抱いてしまいました。

2018.07.23

頭痛を解決するには

 ビューティーコアサポート外来院長の上山です。

私は以前、筋緊張型頭痛やアルコール誘発頭痛がありました。

頭痛症状があると、何も出来なくなりますね。

その時は鎮痛剤で乗り切っていたので、常に携帯していました。

分子栄養の視点から、体作りに取り組んでいったところ、気づいたら鎮痛剤を飲むことがなくなり、携帯することもなくなりました。

今回頭痛に悩まされていた症例についてご紹介致します。

50歳台男性

幼少時より扁桃腺炎繰り返す等で抗生剤頻用

25歳から片頭痛に悩まされている

食事1日2回

コーヒー1日10杯以上

睡眠時間4時間:寝つき不良

便通:便秘、下痢の繰り返し

内服:胃薬、降圧剤、片頭痛薬

一番困っていることが、“頭痛”でした。詳細を省き、端的には栄養不足で、交感神経が非常に優位な状態でした。

まずは検査を受けて頂き、胃薬・コーヒーを中止しました。そして食事の改善に取り組みながら、サプリメントを利用し定期的な点滴フォローを継続して頂いています。

すると、4カ月経過した頃には、「長年の頭痛が無くなり、頭痛薬が必要なくなった」と晴れ晴れとされていました。

頭痛といっても、原因は様々で、国際頭痛分類では14に分類されています。

多くは一次性頭痛だと思われますが、診断や分類も“症状”による判断となりますし、原因はまだ解明されていません。

しかし何らかの誘因で血管や神経が刺激された結果、起こる症状であることには間違いないのでしょう。

頭痛はQOLを下げる要因となりますし、実際辛いですよね。

薬剤を利用するのは“助け”になりますが、“解決”にはならないかもしれません。

誘因事象を取り除くことが、一番の治療のように思います。

やはり炎症や生活習慣に問題があれば、まずそこにアプローチしていく事が重要のように思います。

 表情が明るくなられているのを拝見すると、嬉しくなりました。今後も、更に楽しく活動されるお手伝いが出来ればと思います。

一次性頭痛

二次性頭痛

有痛性脳神経ニューロパチー

顔面痛など

1片頭痛

2緊張型頭痛

3三叉神経・自律神経性頭痛

4その他の一次性頭痛

5頭頚部外傷

6頭頚部血管障害

7非血管性頭蓋内疾患

8薬物乱用頭痛など

9感染

10ホメオスターシスの障害

11耳鼻科、眼科、歯科、頭頚部疾患

12精神疾患

13有痛性脳神経ニューロパチー及び顔面痛

14その他

by国際頭痛分類第3班

2018.07.17

BMIについて見直してみました

 肥満の指標として、BMI(body mass index)が使用されています。

計算式は、BMI(Body Mass Index)=体重(kg)÷身長²(m) 

1835年アドルフ・ケトレーが開発したものです。この指数が体脂肪とよく相関しているということから、肥満度の代替指数として広く利用されています。

BMIの計算式は世界共通で、肥満の判定基準は国により多少異なりますが、大体BMI18.5以下を低体重、BMI25以上を肥満が共通の目安で良さそうです。

筋肉量を考慮していないので、あくまで参考値ではありますが、確かに指標として利用できると実感しました。

私は成人してから、BMIの経緯は“15.5~18.2”です。

約8㎏の差なのですが、この変移による体調変動は、かなり大きい物でした。

BMI16を切った時、これまでにない体調不良となり、自分でも驚きました。BMI16未満が“痩せすぎ”となったのは、統計的に正しいのだなと実感しました。

骨や筋肉が消耗され、免疫力も低下、お肌も髪もぱさぱさとなる地点「必要な組織重量の最低限度」なのでしょう。

そこから食、トレーニング、人の体を見直しました。ゆっくりと3~4㎏体重増加させ、やっと今“筋肉”を感じるようになりました。

以前はトレーニングをしても、筋力増量するどころか、筋肉痛にもなりませんでした。

最近は「あ~きつい、痛い、限界」なんて思わず言ってしまうような筋肉トレーニングに励むことができ、その効果もわかります。

負荷のかかる事をしないと、ステップアップできません。

ですが、負荷をかけても大丈夫な身体作りをしていないと、プラスの結果に繋げられないですね。

トレーニング後に鍛えた部位が重かったり、筋肉痛が数日続いたりすると、「身体能力が上がってる~」と嬉しくなります。

そして気づいたのですが、階段の上り下りが何か怖いな、と思っていた理由が、骨や筋力低下のせいだったという事です。

今では、また何か武道に取り組んでみようかな・・・なんて思い始めちゃいました。

BMIを言われてから約183年、食や生活はかなり変わりました。

一方でBMIが同じように有効な指標となるということは、200年ぐらいでは人の造りそのものは、大きく変わりがないということなのでしょう。

一頃に比べると、私も食べる量は、3倍くらいになっているのですが、胃腸がちょっと追い付いていないので、こちらのメンテナンスをまた見直しながら、更なるステップアップを目指していきたいと思います。

世界保健機関(WHO)の基準

状態

指標

痩せすぎ

16.00未満

痩せ

16.00以上、16.99以下

痩せぎみ

17.00以上、18.49以下

普通体重

18.50以上、24.99以下

前肥満

25.00以上、29.99以下

肥満(1度)

30.00以上、34.99以下

肥満(2度)

35.00以上、39.99以下

肥満(3度)

40.00以上

日本肥満学会の肥満基準(2011年)

状態

指標

低体重(痩せ型)

18.5未満

普通体重

18.5以上、25未満

肥満(1度)

25以上、30未満

肥満(2度)

30以上、35未満

肥満(3度)

35以上、40未満

肥満(4度)

40以上

図はwikipediaより

2018.05.26

お口の中も、メンテナンスしていますか?

 美容的にも、分子栄養的にも口腔内はとても重要です。

栄養を取り入れる、スタート地点です。

以前より歯周病と動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病、骨粗しょう症等との関連性も指摘されていますが、その影響はより大きいだろうと近年ますます言われています。

私は歯科治療に対する幼少時の苦手意識から、敬遠しがちでした。

ですが、形成外科・分子栄養に関わるようになり、よりその重要性を知りました。

齲歯治療と歯科矯正の両方を、しっかりと診て下さる先生に出会えたこともあり、メンテナンスをしていこうと、ようやく決心しました。

歯から金属を無くし、噛み合わせを良くすることに取り組み始めました。

詰め物が金属だと、接着性が悪く隙間から食べ物が入り込んだりし、見えない所で齲歯が進むことも多いようです。

”隠れ炎症”の、原因の一つですね。

矯正開始時は、筋肉痛のような歯痛があり摂食困難でした💦

また舌に内側の固定器具が当たる疼痛や違和感から、話すことが難しくなっています(-_-;)

なかなか容易ではないのですが、金属がなくなると体が軽くなったように感じました。

また矯正はまだ時間は必要ですが、顎関節痛が消失しましたし、眼精疲労も改善しています。

身体は全部繋がっているな、と改めて実感しますね。

元気に美しく生きていくためには、歯のメンテナンスも欠かせませんね!

2018.02.03

甲状腺ホルモンは栄養次第

 

甲状腺ホルモンをご存知でしょうか?

シンプル生化学、オックスフォード生理学によると・・・

「甲状腺ホルモンは酸素消費量、熱産生、心拍出量や心拍数の増大、カテコールアミンに対する感受性の亢進、さらには糖新生や脂肪分解促進などの多彩な作用を有する。また胎児期においては、甲状腺ホルモンは胎児の脳や筋肉の発達に重要に役割を担っている。」

「血糖値調整における役割として、炭水化物の代謝は血中の甲状腺ホルモンのレベルに依存している。グリコーゲン分解、糖新生、消化管における吸収を含むグルコース代謝のすべてのめんで促進される。血糖値上昇に働くことになるが、同時に細胞、特に筋肉によるグルコースの取り込みの割合を増加し、インスリン依存性のグリコーゲン酸性の割合を増加し、インスリン依存性のグリコーゲン産生の割合を増加させ、その結果、血糖値を低下させる。」

簡単にまとめると、エネルギー産生に重要なホルモンであり、エネルギー産生スピードをコントロールしているのです。

つまり生きていく上で非常に重要なホルモンです(*^^*)

TSH  6.70→2.23 基準値(0.35~3.74)

FT4  1.02→1.16 基準値(0.90~1.80)

FT3  2.08→2.4  基準値(2.2~4.1)  

こちらが私のbefore&after(ビフォーアフター)です

自己免疫疾患ではない事は確認済みですが、加療適応の甲状腺機能低下症で、私自身驚きましたが、自覚症状と合わせると納得でした( ;∀;)

栄養不良だと、甲状腺機能低下症として加療すべきレベルにまでなりますし、正しく栄養療法ができると、こんなにも改善するのかと実体験しました

自覚症状は勿論のことです

ここまでの改善には、約1年の期間をかけました、”たった1年で良くも悪くもなる”、恥ずかしながらどちらも経験してしまいました

身体が元気になってきた結果、外食すると、大体具合が悪くなってしまいます・・・

何入っているの💦と本当に怖くなりますが、逆に大丈夫なお店は本当に有難いなと感銘を受けます

便利となったこの世だからこそ、”栄養”は誰もが真剣に取り組んで頂きたい課題なんです

採血検査の基準値は、施設により若干異なります

byスマートエイジングクリニック、ビューティーコアサポート外来

2018.01.23

こんな寒い日こそ体ケアを!!

 今週はまた寒波がやってきました

こんな時は、誰しも調子を崩しがちです

機能が低下しないよう、ケアをしていく必要があります

積極的に取り入れて頂きたいことは、

★手洗いうがいをする

★しっかり身体を温める

★柔軟体操をする、筋肉トレーニングをする

★ビタミンCをたっぷりと補給する

★ビタミンDを摂取する

サンセットランプを利用する

「なんだそんな事」と思うかもしれませんが、一つ一つ深い意味があります

そして、すぐにでもできることも多いですが、本当にちゃんと実行できているかというと、そうでない方が多いのでは・・・

私はまず体温そのものを上げる事に、以前から取り組んでいます

ずっと35℃台だった体温も、今は36.5℃ぐらいにまでなりました

その上でホッカイロも利用しながら、でも蒸れないよう、素材を生かした衣服で保温に努めています

調子が悪くなりそうな予感がしたときは、“高濃度ビタミンC点滴”に“プラセンタ注射”で積極的にメンテナンスしています

そして肝心なのは、“周囲の方も元気でいて頂く事”が欠かせません

今のところ元気ですが、まだまだ寒い日が続く予報のようで、油断は禁物ですね

是非メンテナンスをし、インフルエンザも風邪も吹き飛ばしていきましょう!(^^)!

2017.11.23

プラセンタ療法

 日本胎盤臨床医学会の第22回大会が、福岡で開催されました。“ラエンネック”は、元久留米大学病理学教授の稗田憲太郎先生が開発された製品であり、今回工場見学ができる事を知り、参加してきました。プラセンタ組織療法やツボ注射について、また伊藤要子先生のヒートショックプロテインの講演もあり、有意義な大会でした。

プラセンタは“胎盤”の事で、子宮内で胎児を育てるために一時的に作られる臓器です。胎盤は胎児の呼吸や代謝、解毒、排泄、内分泌、免疫、消化の機能を担う万能な臓器です。

by wikipedia

プラセンタ療法の歴史は長く、紀元前から薬として使用されていました。期待されている効果は幅広く、肝機能や更年期障害、腰痛、肩こり、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症、関節リウマチ症状、うつ症状、不眠症、しみ、皺等の改善などが挙げられます。

流通しているプラセンタ製剤としては、注射剤、健康食品、化粧品が挙げられます。その中で注射剤だけがヒト由来で、ラエンネックとメルスモンの2種類があります。

ラエンネック

メルスモン

会社

日本生物製剤

メルスモン製薬

原料

日本人の臍帯+羊膜付き胎盤

日本人の臍帯+胎盤

(羊膜なし)

添加物

PH調整剤、ペプシン、乳頭

ベンジルアルコール

PH(浸透圧比)

5.5~6.5(1.0)

6.8~7.0(0.9~1.3)

投与(添付文書)

皮下・筋肉注射

1日1~3A

皮下

1日1回1A毎日か隔日

保険適応疾患

慢性肝疾患の肝機能の改善

更年期障害、乳汁分泌障害

「プラセンタの有効成分は何だろう?」と思われるかもしれません。胎盤にはアミノ酸やビタミン、ミネラル、様々な成長因子が含まれるのですが、厳重な感染症対策処理を経た後の成分状態はどうなっているか、それはまだ完全には明瞭となっていないようです。

私はラエンネック注射後、γ-GTP値が速やかに低下し、“なんか調子いい”という実感がすぐに得られました。今後さらなる進展が期待できる療法ではないかと思います。

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