上山院長ブログ

2019.04.08

声は至上の楽器~音楽療法の活用~

「耳心地の良い声は至上の楽器だ」と私は思います。

音楽の才能のある方に憧れます。

私も何かにつけ幾度となく取り組んでみたものの、全く身につけることができませんでした。

良い声を聴くと、綺麗な草花や風景を見たり、温泉にゆったり浸かるのと同じような癒しを実感します。

家での作業時には音楽をかけており

one ok rock

my first story

bishop briggs

sofi de la torre

eminem

maroon5

藤田麻衣子

foo fighters

linkin park

等の曲を流していることが多いです。

リズムや歌詞、楽器ももちろん大事ですが、私が最重視しているのは“声”です。

最近驚いた事は、one ok rockとmy first storyのボーカルがご兄弟だったという事です。

My first storyの曲を耳にしたとき、one ok rockの新曲が出たのかと思い、確認したら違うアーティストでした。

「声や発声が似ている人がいるものだな…」と思っていました。

私も姉と声がよく似ているといわれます。

"血縁者の声が似るのは、骨格が似るため響きが似るから"だそうです。

自分では自覚できないですが、このような感じなのだなと納得しました。

私は、音楽を音楽療法の一環としてうまく活用しています。

例えば、集中したいときやリラックスをしたいときに音楽をかけます。

音は耳でとらえますが、脳のブロードマン41・42野に到達し処理されることで知覚できます。

この脳領域の周辺部が音高を同定しようと活性化することが分かっており、それぞれの細胞は特定の周波数、またはその周波数の倍数の音に対して反応します。

耳心地の良い音楽は、いわば「脳のエステティシャン」の様なものではないでしょうか。

音楽療法は伝統医学の一つです。

これからの医療は、これまでの音楽療法等と統合したものになっていくように思います。

なぜなら、慢性疾患は私たちの生活に原因があり、ストレスコントロールも医療において無視できない問題だからです。

しかしながら伝統医療と言われていたものも、時代と共に発展した形態に変化していくため、過去のものではなく「未来医療」といえるのかもしれません。

皆さんも、日常生活の中に音楽を意識して活用されてみては如何でしょうか。

参考文献

平原達也,音を聞く聴覚の仕組み,日本音響学会誌66巻9号(2010),p458-465

筒井末春,音楽療法の歴史と発達,人間総合科学2巻(2001),p71-81

久保牧子,医療領域における音楽療法の役割,昭和音楽大学研究紀要(2005),p46-58

2019.03.29

現代医学と伝統医学の融合活用法

私は年に何回か熱発を起こします。

『何かおかしい、体が重いな』という予兆があり、徐々に関節痛と筋肉痛に見舞われ、体温が38℃まで上昇、そして約1~2日で自然と良くなります。

すぐに良くなるものの、体温上昇時の関節痛や筋肉痛で力が入るためか、全身の凝り症状が残り、完全回復までにはもう少し時間がかかります。

そこで最近は、当院で力を入れているオイルトリートメントやボディケアで調整しています。

適切で良いケアを受けると、施術中から効果を実感し、その後の揉み返しなどの不調もなく、ずっと調子が上がっていきます。

先日も体温が37℃後半とまだ高めな状態が続いていて、顔色も暗い状態だったのですが、約90分の施術後には顔色は明るくなり、体も軽くなりました。

(注:このような対処法は、人にうつる感染症が原因でない場合に限ります。インフルエンザや麻疹など、人にうつる可能性のある感染症が原因の体調不良時には、公共の場には行かないようにしましょう)

元筑波技術大学鍼灸学教授和久田哲司氏は論文「歴史に見るマッサージの効果」で、

「マッサージを含む手技療法は医療技術である。 手技の如何によって治療の成績に大きく影響する。 従って治療技術の修得に努めなければならない。 マッサージは本来、西洋医学における電気療法、水治療法など理学療法の一分野である。」

と記しています。

また日本ダイエット健康協会理事で医師の上馬塲和夫氏は論文「伝統医学の可能性、最も古いものに最も新しいものがある」で、

「伝統医学は共通して、体だけでなく心とSpiritualityのレベルへのホリスティックなアプローチ法を有している。 古い伝統医学ではあるが、将来の生命科学の雛形となる可能性がある」

と記し、現代医学と伝統医学を多面的に比較検討しています。

中でも興味深いのは、“ユナニ医学”です。

ユナニ医学とは、現在もインド・パキスタン亜大陸のイスラーム文化圏で行われている伝統医学であり、古代ギリシャ医学を起源としています。

自然治癒と病気の予防を重視し、生活習慣や環境を病気の原因と考え、生活指導や食事療法を行います。

“生薬”を使用したり、“身体摩擦法”(今でいうマッサージ、整体、整骨などによる身体調整法)や“精神療法”、“音楽療法”も取り入れられているようです。

現代医学といわれるものは19世紀後半から発展しているものを指し、現在の医療現場における主柱です。

しかし、その一方で数百年、数千年の歳月を経ても、今なお続いている伝統医学も、活用すべき医学だと思います。

私は、細菌感染症にかかった時には、現代医学に基づいて勿論適切に抗生剤を使用します。

ですが、私の原因不明の熱発の際は、抗生剤も解熱鎮痛剤も使用しません。

体を十分に温め、食とオイルトリートメントやボディケア、十分な睡眠をとることを治療がわりとして選んでいます。

何か一つの手法にこだわるよりも、状態に応じてできることの選択肢を可能な限り挙げて、その中から選択していく方が、良好な結果に繋がるように思います。

何を選ぶかや、それを実際に行動するかどうかは自分次第ですので、皆様がより良い判断ができるような最新の情報をより多く提供していけるようにしていきたいと思います。

2019.03.10

私の花粉症対策は”ビタミンD”

 ビューティーコアサポート外来院長の上山です。

最近、花粉症の症状が出ている方が多いのではないでしょうか?

私も数年前の春、突然の鼻水と目のかゆみ症状を認め、抗アレルギー剤を飲んだことがあります。

なぜ、あの春だけ花粉症を発症したのか?

不思議に思っていました。

何が違うのか考えたところ、住んでいた場所と生活リズムの影響ではないかと。

これまで住んでいた中で、最も北に位置した地域に移動して2年目であり、生活スタイルとしても日光にあまり当たらない2年間だったと思います。

その後、年々南へ移動し、分子栄養学的取り組みをするようになり、薬いらずとなりました。

花粉症の症状がでて約2年後のビタミンD血中濃度が25-OHD 32.5ng/mlと欠乏症ぎりぎりでしたので、症状が出ているときはもっと低かったと思われます。

最近のビタミンD血中濃度は25-OHD42.0ng/mlと改善中です。

ビタミンDが関与する疾病は、花粉症だけではありません。

大腸癌や乳癌、糖尿病、高血圧症、心筋梗塞や鬱病など多岐にわたります。

疾病予防からみた至適値は50~80ng/mlと言われています。

元気な状態であるためには、もう少し摂取してもよさそうです。

花粉症で困っている方は、ビタミンD不足である可能性も高いため、花粉症のみならず、病気予防のためにも一度ビタミンD血中濃度を測定されてみては如何でしょうか?

2019.03.10

BCSセミナー

 ビューティーコアサポート外来院長の上山です。

3月17日に第2回BCSセミナーを開催いたしました。

今回のテーマはこちらでした。

「分子栄養学的血液検査の見方」

「正しいサプリメントの選び方」

通常、皆さんが採血検査を受けるのは、健康診断や発病して病院を受診するときや、人間ドック受診等ではないでしょうか。

では、健康診断の結果で何の指摘もなければ、元気な状態だと思ってよいのか。

ここが重要です。

各項目に基準値があり、その範囲を逸脱しているかどうかで精密検査や治療の必要性を判断することになります。

つまり、この健康診断での基準値は「病気ではないですよ」ということがわかるためのもので、細胞が元気かどうか、これから先も元気でいられるかどうかを判断する基準値は異なるのです。

今回受講された方から、「家に帰ってからこれまでの採血を見直してみて、新たな発見がありました」というお声があったり、いま飲まれているサプリメントを見直されたとお聞きしました。

これからも、皆様が実際の生活で活かして、健康で元気に過ごすために役立つセミナーにしていきたいと思います。

次回は4/21(日)9:30-12:00   テーマは“食べて美しく!”です。

鰹節と言えば、鹿児島です。

ゲスト講師に枕崎カツオマイスターの中原先生をお招きしています。

本場ならではの、お出汁実践講座もありますので、ご興味がある方は、是非ご参加頂ければと思います。

2019.02.21

BCSセミナーがスタートしました

 ビューティーコアサポート外来院長の上山です。

2月17日に第1回目のビューティーコアサポートセミナーがありました。

今回は、骨と筋肉を中心とした分子栄養療法における概要をお話しさせて頂きました。

そして体づくりの運動実践編として、高岡綾子先生をお招きして“エアロビック&コンディショニング”を御指導いただきました。

エアロビックは、そこまで負担のないリズミカルな運動なのですが、徐々に体が熱くなってきました。

そして、数日前の筋肉トレーニングによる筋肉痛がまだ続いていたのですが、コンディショニング終了後には疼痛がなくなりました。

骨、筋肉を作っていくためには、ある程度身体に負荷をかける運動が欠かせないとは思いますが、今回の高岡先生のレッスンを受けて、

体づくりには、有酸素運動、筋肉トレーニング、ストレッチを組み合わせていく事が重要だと改めて体感しました。

知識や情報を増やすことは基本だと思いますが、それらを活かして効率よく実践していくコツを掴むことも重要です。

地元鹿児島の人材・素材のパワーを活用した『鹿児島ならでは』のセミナーになるよう、これからも取り組んでいきたいと思います。

次回は3月17日(日)9:30~12:00で第2回ビューティーコアサポートセミナー『血液検査の読み方』と『正しいサプリメントの選び方』を開催致します。
元気に美しく生きるコツを、共に学んでいきませんか

ご参加を心よりお待ちしています。

2019.02.16

鹿児島の魅力

 ビューティーコアサポート外来院長の上山です。

私の野菜へのこだわりは、“鮮度”です。

流通路や保存法が発達していますが、お野菜は土から口に入るまでの時間ができるだけ短いものを選ぶよう心がけています。

そういう点では土壌汚染などがないか気をつけた上で、やはり地産地消が望ましいでしょう。

時間の経過と共に、せっかく含まれている栄養素が消失してしまうからです。

常温で収穫後24時間経過した野菜のうち、ビタミンCの消失率が多いものの例としては、春菊が67%、レタスが46%です。

種類により異なりますが、冷蔵庫で保存しても徐々に消失していきます。

鹿児島に帰ってきて驚いたのは、鹿児島県産のお野菜の種類が多く、美味しい事でした。

ソラマメやオクラは以前から知っていましたが、らっきょうやズッキーニ、パクチーまで幅広く生産されています。

そして生のグリーンピースが普通に手に入るのが、非常に嬉しいです。

 ~ある日の鹿児島県産の食材~

これまで気づかなかったのですが、この“多種に渡る食材の良さ”は貴重で、鹿児島県の大きな魅力だと再発見しました。

私は元気な精神と体づくりのために、第一に取り組むべきことは“食”だと思います。

医療や分子栄養学を通して、益々その重要性を実感しています。

これから鹿児島の食の魅力をもっと探索し、お伝えしていきたいと思います。

参考文献:緑黄色野菜の鮮度とビタミンCならびにミネラル類 含有量の関係について

file:///C:/Users/naho/Downloads/kentan_kiyo-45-02%20(1).pdf

2019.02.09

エイジングケアに欠かせないビタミンD

 ビューティーコアサポート外来院長の上山です。

ビタミンDは骨粗鬆症で取り上げられる事が多く、“骨”にとって重要と思う方も多いかと思います。しかし、ビタミンDはそれだけでなく、多くの症状や疾患に関与していることが分かっています。

花粉症やアレルギー、アトピー性皮膚炎、糖尿病、自閉症、うつ病、妊娠、月経痛、婦人科疾患、大腸癌、前立腺癌、乳癌、片頭痛、ニキビ等と多岐にわたります。

ビタミンDの受容体は核内にあり、遺伝子発現に関わる重要な作用を担っており、他のビタミン群と異なったものになります。

コレステロールから自分で作ることができ、ホルモン作用を持つステロイド群とその骨格は似ています。

そのため、”ビタミンDはホルモン”と言われることもあります。

                              非公益社団法人日本生化学会から引用

ビタミンD3には活性型と活性型があります。

サプリメントは非活性型になります。

体内では必要に応じて肝臓、腎臓で非活性型から活性型にして、調整し活用しています。

過剰な活性型は悪影響を及ぼしますので、投与するものは、通常非活性型です。

活性型を投与するのは、透析されている方のように、腎機能が低下している方です。

ビタミンD不足の方が多いとは思っていましたが、私の思っていた以上に多いようです。

ビタミンD不足は、筋肉量低下との関与も指摘されており、老化・劣化マネジメントとしても欠かせないビタミンです。

紫外線ダメージを考えると、いくら日光浴で作ることが出来るといっても、積極的な日光浴はお勧めできないですし、やはり美容的には日焼け止めクリームの塗布が欠かせません。

十分なビタミンD濃度を維持するためには、サプリメントを利用することが効率的でしょう。

まずはご自身の血中濃度を確認され、適切な量を摂取されることをおすすめします。

栄養学的摂取推奨量は、1日2000~5000単位が目安になります。

当クリニックでも検査できますので、お気軽にご相談ください。

2019.02.01

お気にいりの南部鉄器

 ビューティーコアサポート外来院長の上山です。

鉄不足で思い浮かべるのは”貧血”かもしれません。

実際のところ鉄は赤血球のみではなく、他の物質の原料でもあり、重要な栄養素の一つです。

エネルギーやコラーゲン、神経伝達物資等にも必須であり、思っている以上に鉄欠乏は悪影響を及ぼします。

ただし鉄分不足だからといって、単純に鉄のサプリメントを摂取すればよいかというと、そうでもなく”諸刃の栄養素”でもあります。

不利益を抑え、かつ効率的な鉄分の摂取方法の一つに、鉄鍋や鉄卵を使用して調理をすることが挙げられます。

使いやすい鉄鍋がないかと探していたところ、廣瀬さんの“おやじの鉄板焼き”が気に入り、鉄鍋と共に購入しました。

鉄鍋は焦げ付きやすい、という話もありましたがそんなこともなく、美味しく調理できています。

熱伝導率も良く、他の素材の鍋を使っていた時よりも早く、料理が出来上がるようになりました

ã€Œã‚¨ãƒ•ã‚·ãƒ¼ã‚¸ãƒ¼ç·åˆç ”ç©¶æ‰€ã€€é‰„é‹ã€ã®ç”»åƒæ¤œç´¢çµæžœ

       エフシージー総合研究所から引用

問題は調理時の鉄鍋自体の重さのように思われますが、筋トレと思えば一石二鳥です。

味は特に変わりませんし、鉄分摂取が必要な方にとっては、良い手段ではないかと思います。

今回”南部鉄器”についても注目してみました。

南部鉄器の歴史は、盛岡市と奥州市それぞれにあります。

盛岡市の南部鉄器は南部藩由来の南部鉄器であり、奥州市の南部鉄器は岩手県の南側にあるので南部鉄器と呼ばれているようです。

廣瀬さんの作品は、現在OIGENさんで取り扱っているようで、OIGENさんは奥州の南部鉄器になります。

伝統工芸の大事な部分は残し、でも固執することなく柔軟に、時代に合ったものに変化しながら、未来に繋がっている。

南部鉄器から、そのような歴史の流れを感じました。

一度工房を訪れてみたいものです。

2019.01.22

鹿児島の魅力

 ビューティーコアサポート外来 院長の上山です。

先日、鹿児島法人会主催の賀詞交歓会に出席してきました。

900人以上もの方が列席しており、熱気の高まりを感じました。

一番印象に残ったのが、現知事三反園さんのお話された事でした。

農林水産省が2018年12月25日に発表した平成29年の都道府県別農業産出額と生産農業所得で、何と鹿児島県は全国2位!!

タンパク質が美味しい県だと思っていましたが、やはり畜産が主力でした。

肉用牛1位、豚1位、鶏1位と凄いです。

体づくりに欠かせない“食”は、BCS(ビューティーコアサポート)での重要プロジェクトの一つです。

中でもタンパク質は重視しています。

育脳、アンチエイジング、美容などに薦められる食材、調味料を常々探索していますが、鹿児島にはまだ私の知らないものがたくさんありそうです。

これからどんどん発掘し、ご紹介していきたいと思います。

   農林水産省のホームページ資料

2019.01.09

2019年が始まりました

 

あけましておめでとうございます

ビューティーコアサポート外来院長の上山です

昨年は年初めから慌ただしかったので、今年は穏やかに新年を迎えることが出来、嬉しく思います。

今年は元号が変わる、節目の年!!

うえやま腎クリニックBCS(ビューティーコアサポート)も、新プロジェクトをスタートさせるべく、準備を進めているところです。

皆様にBCSの新プロジェクトをお届けできること、今からワクワクしています。

2019年は、クリニックスタッフと共により一層頑張っていきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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