上山院長ブログ
2023.07.20
人間は見たいものしか見ない、その結果・・・
私の信条の一つは、「最新の医療を受けれるより、医療を受ける必要のない状態の維持を目指したい」なのですが、医学教育はその範囲を網羅していません
そのため興味のある方は皆さん個人で情報を収集し、実践して確認しながら調整するしかなく、分子栄養学はその基礎として大きな助けとなります。
しかしそれが全てではなく、「ヒトにとってのあるべき生活というものは一体何なのか」、今からの課題なのだと思います
私自身生活習慣を見直し続けている中で、まず情報そのものも見定める事を心掛けるようになりました。
ガイウス・ユリウス・カエサルは約2000年前既に、「人間ならば誰にでも現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は見たいと欲する現実しか見ていない」(塩野七生さんの著書“ローマ人の物語”から)。
全くその通りだと痛感しています、多くが良い文面にコロッと騙されてしまいますよね
“WHAT THE HEALTH”では、情報を誰がどのような意図で出しているのか、その点の重要性が見えてきます。
情報収集がしやすくなった一方で、嘘も真実も錯綜しています。
この先情報操作の更なる悪化が懸念され、そのつもりがなくても結果偽りを伝えていたということも誰にでもありえます
一人一人が今だけでなくその先へバトンを渡す義務も背負っていることを自覚し、真実を見誤ることがないようにしていきたいですね
“WHAT THE HEALTH” Mr. Kip Andersenの2017年製作ドキュメンタリー、現代病と生活の関係を追求していく中で見えてきた医療界の問題点、「スポンサーの悪影響」を見過ごしてはいけない。 Netflixでも配信中 |