上山院長ブログ
2019.02.09
エイジングケアに欠かせないビタミンD
ビューティーコアサポート外来院長の上山です。
ビタミンDは骨粗鬆症で取り上げられる事が多く、“骨”にとって重要と思う方も多いかと思います。しかし、ビタミンDはそれだけでなく、多くの症状や疾患に関与していることが分かっています。
花粉症やアレルギー、アトピー性皮膚炎、糖尿病、自閉症、うつ病、妊娠、月経痛、婦人科疾患、大腸癌、前立腺癌、乳癌、片頭痛、ニキビ等と多岐にわたります。
ビタミンDの受容体は核内にあり、遺伝子発現に関わる重要な作用を担っており、他のビタミン群と異なったものになります。
コレステロールから自分で作ることができ、ホルモン作用を持つステロイド群とその骨格は似ています。
そのため、”ビタミンDはホルモン”と言われることもあります。
非公益社団法人日本生化学会から引用
ビタミンD3には活性型と活性型があります。
サプリメントは非活性型になります。
体内では必要に応じて肝臓、腎臓で非活性型から活性型にして、調整し活用しています。
過剰な活性型は悪影響を及ぼしますので、投与するものは、通常非活性型です。
活性型を投与するのは、透析されている方のように、腎機能が低下している方です。
ビタミンD不足の方が多いとは思っていましたが、私の思っていた以上に多いようです。
ビタミンD不足は、筋肉量低下との関与も指摘されており、老化・劣化マネジメントとしても欠かせないビタミンです。
紫外線ダメージを考えると、いくら日光浴で作ることが出来るといっても、積極的な日光浴はお勧めできないですし、やはり美容的には日焼け止めクリームの塗布が欠かせません。
十分なビタミンD濃度を維持するためには、サプリメントを利用することが効率的でしょう。
まずはご自身の血中濃度を確認され、適切な量を摂取されることをおすすめします。
栄養学的摂取推奨量は、1日2000~5000単位が目安になります。
当クリニックでも検査できますので、お気軽にご相談ください。