上山院長ブログ

2018年12月

2018.12.28

睡眠の質改善に、”メラトニン”

 ビューティーコアサポート外来院長の上山です。

私は今まで『眠れない・・・』という悩みを持ったことがないです。

普段は眠くてしょうがない、という状態で眠りにつきます。

年に何回か寝つけなかったり、早く目覚めたということがありますが、私としては「ラッキー!!何かできる」と思い、できた時間を有効活用しています。

ただ問題は、朝起きてからすっきり感がなかったり、仕事中に眠気を感じることがあり、眠りが浅いのかなと思っていました。

私が今までしてきた睡眠の対策といえば、まずは“照明‟です。

もともと調光のできるダウンライトが好きで、夜間は暗めの電球色にしています。

また遺伝子検査の結果で、カフェインの分解が苦手であることが分かり、できるだけ摂取しない、摂取するときは朝にして、夜間は極力避けるようにしたところ、起床後の疲労感が減りました。

そして、最近新たに追加したことが“メラトニン”の摂取です。

メラトニンは松果体より生成され、コルチゾールと逆のリズムで分泌される、眠りを促すホルモンです。

 (sleep designの図を引用)

メラトニンを適切に取り入れることで、コルチゾール分泌も良くなるだろうと思い、取り入れてみました。

常にというわけではないですが、活動量計での深睡眠時間は、以前より長くなりました。

凄いのは、「実質睡眠時間以上に、朝の目覚めが良い!」という事です。

昼間の眠気の問題としては、食後の低血糖も忘れてはならない問題点ではありますが、睡眠時にしっかり休めているかどうかも大きなポイントです。

私はメラトニンを摂取し始めてから、昼間の眠気が断然減っています。

よく睡眠の“時間”を気にされる方が多いですが、睡眠の“質”に着目することの方が重要のように思います。

不眠でお悩みの方、原因は様々ですので、まずはご自身の生活を見直されてみては如何でしょうか。

2018.12.19

脇汗問題は夏と冬

 ビューティーコアサポート外来院長の上山です。

多汗症で困る時期は、1年間に2回あることをご存知でしょうか?
夏は誰もが思い浮かべますが、もう1回はというと、なんと今からの時期なんです。

寒くなると、厚着をしますし、暖房もつけますよね。

冬の時期、脇汗が気になる方は、実は多いのです。

脇汗に対する代表的改善方法は、以下が挙げられます。

1:外用剤:塩化アルミニウム、Dシリーズ等
2:脇汗パット、インナー
3:ボツリヌス毒素注射法(例:ボトックス)
4:ビューホット(日帰り、局所麻酔必要、腋臭症加療がメイン)
5:手術(入院、全身麻酔、胸腔鏡下交感神経遮断手術)

汗の量がそれほど多くないという人にとっては、外用剤やパット等は有効のようです。

しかし、それで対応できない多汗に対して次に進められるのは、やはりボトックス注射になるかと思います。

ダウンタイムがほとんどなく、平均として4~6か月間隔での再実施で、コントロール良好な方が多いのではないでしょうか。

1回でどうにかしたい、となるとやはり手術になるかと思いますが、ダウンタイムが長かったり代償性発汗などの影響も強く出てくる可能性が高いです。

しかし、手掌や足底の多汗に対する加療には、ボトックスは難しかったりしますので、症状や目的に応じて検討されるのが良いでしょう。

誰でも汗はかきますし、体温調整やデトックスとしては重要なことです。

しかし、お洒落なトップスに、汗の脇染みがひどいと、コンプレックスに繋がりかねません。

コンプレックスを解消できるような、良いコントロールを目指すことが大切だと思います。

最近ぐっと寒くなり、もう暖房なしには過ごせませんね。

お洒落で暖かな冬を過ごせると良いですね。

*ダウンタイム:施術から日常生活に差し支えなくなるまでの期間

*Dシリーズ:(株)ケイセイの制汗剤です。スティック、クリーム、パウダー、シャンプー、ボディソープがあり、当院でも取り扱っています。

2018.12.11

私の高濃度ビタミンC活用法

 ビューティーコアサポート外来院長の上山です。

最近、久しぶりにひどい風邪をひきました。

ひとくくりに風邪といっても、症状や程度は様々で、なかなか厄介です。

今回は咳、喀痰、鼻汁が多く、息苦しい状態でした。

体調不良時、多くの人は消化吸収能力も低下します。

そんな時、私は迷わず“点滴”です。

お決まりは高濃度ビタミンCを連日投与することです。

不調時は、通常時よりビタミンCの需要が上がりますので、いつも以上に摂取する必要があります。

個人差はあると思いますが、私は2日続けて点滴投与すると、調子が良くなります。

“体づくりに取り組むと、何が違うのか”

勿論風邪をひきにくくはなりますが、全くかからないわけではありません。

大きな違いは、「回復の速さ、回復経過の質」でしょう。

以前の私は治った後も倦怠感が持続していました。

分子栄養学的なメンテナンスを実施してからは、症状は一見同じように経過していたとしても、全身としては楽なのです。

私が重視しているのは“効率と質”です。

“効率と質”の観点からその時々で、1番良いと思われることを実施していますので、必要があればもちろん薬も内服します。

ですが薬の多くは、体を元気にするためのものではないので、私自身は出来るだけ飲まないで済むように、メンテナンスをしています。

最近ぐっと寒くなってきました。

これから風邪やインフルエンザが増えてきます。

まずは体内に侵入させないことが重要です。手洗いうがいをしっかりとしながら、免疫アップのメンテンナンスを心掛け、良い冬をお過ごしください。

2018.12.04

加工食品の落とし穴

 ビューティーコアサポート外来院長の上山です。

人は従属栄養生物なので、外から栄養素を取り入れる必要があります。

消化・吸収できるものが食材となり、その食材の良し悪しは、人と同じように、その食材の栄養源などの環境が重要ですので、それなりに気を遣っています。

良好な食事摂取ポイントの一つは、“加工食品”を避けることです。

通常の生活で、完全に避けるのは難しいので、“できるだけ”ですね。

食事を見直すようになり、ソーセージ類は避けていました。

そんな中、“国産放牧豚、ホルモン剤やステロイドは使用されておらず、抗生物質の残留はなし、添加物や砂糖は使用していない”という製品をみつけたので、それは良いのではと思い、購入してみました。

期待していたのは、元気に走り回った健康的な赤身主体のソーセージです。

いざ焼いてみると、油がよく出るので、凄く気になり、時間をおいて確認してみました。

結果、「こんな油脂量が・・・」「飽和脂肪酸がこんなに・・・」視覚的に確認できてしまうと、怖くなりますね。


食器やシンクのお掃除がいつもより大変で、

「こんなにべたっとした脂質であれば、血管詰まってもおかしくないかも・・・」

と改めて思いました。

味としては美味しいと思いましたが、リピートはできない心境です。

肉類には飽和脂肪酸が多いですが、予想以上の脂をみると、どの部分を使用しているのか知りたくなりました

加工食品の問題は、「どの部位をどのように加工しているのか」が良くわからない事ですね。

改めて加工食品への注意と、不飽和脂肪酸が多い食材を中心にしなければと思いました。

皆様も食材を選ぶ基準の一つに、「食材の背景」も加えてみては如何でしょうか。

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