上山院長ブログ

2018.11.13

最適な”触れるケア”とは

 ビューティーコアサポート外来の院長、上山です。

私は長年、様々な触れるケア、マッサージやカイロ、指圧などを受けてきました。

“肩は皆硬いもの”と思っていましたが、人によりこんなに柔らかい肩があるのかと、驚いたことがあります。

どのケアも一次的には良いのですが、“揉み返し”があり、かえってだるくなる事も多々ありました。

その理由は何か、見直してみました。

以前は強めの圧でケアされる方が好みで、“ゴリゴリ”と押して頂いていたように思います。

結論として、“痛い”と思うようなものは、良くない影響が大きいという事です。

そもそも凝りとは、血流不良により、乳酸や老廃物の排出がスムーズでない事や、必要な栄養素が不足するなどにより筋肉の柔軟性が失われた状態と指摘されています。

そして “揉み返し”は、筋肉繊維や筋膜の挫滅による炎症から起こる症状といわれています。

傷ついた組織は、硬くなります。

徐々に軟化しますが、炎症が繰り返されると、硬いままになります。

これでは悪循環であり、本来の目的を達成することが出来ないままです。

では適切な触れるケアとは何でしょうか?

“手当て”というように、皮膚に触れるケアには様々な良い効果があります。

皮膚には触覚などの感覚受容器や、情報伝達物質、またホルモン受容体が存在しています。

なかでも注目されているのは、“オキシトシン分泌が促されること”です。

半減期が1~6分と短く、経口投与では脳内濃度上昇に繋がりませんが、繰り返し皮膚に触れる行為により、分泌は促進され、しかもその効果は長期間に渡り持続します。

マッサージチェア等では得られない心地よさの理由は、ここにあるように思います。

そして「触れ方」に大きなポイントがあります。

最もリラックス効果が得られるのは、「秒速5㎝のスピードで、400~800gの圧である」という報告があります。

今までの私からすると、結構ソフトなケアに感じます。

人によっては物足りなさを感じるかもしれませんが、リラックスよりも緊張に傾く施術は、誰にとっても効果を下げてしまうことになります。

局所的なリラクゼーションを促し、そこから脳へ良い情報を送ることで全体的に癒されるようなケアが最も良いように思います。

ビューティーコアサポート外来でのリラクゼーションでは、その効果を重視し、ベストケアを提供ができるよう取り組んでおります。

今まで強めのマッサージを好まれていた方も、まずはソフトケアを試されてみては如何でしょうか?

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