上山院長ブログ
2018.07.17
BMIについて見直してみました
肥満の指標として、BMI(body mass index)が使用されています。
計算式は、BMI(Body Mass Index)=体重(kg)÷身長²(m)
1835年アドルフ・ケトレーが開発したものです。この指数が体脂肪とよく相関しているということから、肥満度の代替指数として広く利用されています。
BMIの計算式は世界共通で、肥満の判定基準は国により多少異なりますが、大体BMI18.5以下を低体重、BMI25以上を肥満が共通の目安で良さそうです。
筋肉量を考慮していないので、あくまで参考値ではありますが、確かに指標として利用できると実感しました。
私は成人してから、BMIの経緯は“15.5~18.2”です。
約8㎏の差なのですが、この変移による体調変動は、かなり大きい物でした。
BMI16を切った時、これまでにない体調不良となり、自分でも驚きました。BMI16未満が“痩せすぎ”となったのは、統計的に正しいのだなと実感しました。
骨や筋肉が消耗され、免疫力も低下、お肌も髪もぱさぱさとなる地点「必要な組織重量の最低限度」なのでしょう。
そこから食、トレーニング、人の体を見直しました。ゆっくりと3~4㎏体重増加させ、やっと今“筋肉”を感じるようになりました。
以前はトレーニングをしても、筋力増量するどころか、筋肉痛にもなりませんでした。
最近は「あ~きつい、痛い、限界」なんて思わず言ってしまうような筋肉トレーニングに励むことができ、その効果もわかります。
負荷のかかる事をしないと、ステップアップできません。
ですが、負荷をかけても大丈夫な身体作りをしていないと、プラスの結果に繋げられないですね。
トレーニング後に鍛えた部位が重かったり、筋肉痛が数日続いたりすると、「身体能力が上がってる~」と嬉しくなります。
そして気づいたのですが、階段の上り下りが何か怖いな、と思っていた理由が、骨や筋力低下のせいだったという事です。
今では、また何か武道に取り組んでみようかな・・・なんて思い始めちゃいました。
BMIを言われてから約183年、食や生活はかなり変わりました。
一方でBMIが同じように有効な指標となるということは、200年ぐらいでは人の造りそのものは、大きく変わりがないということなのでしょう。
一頃に比べると、私も食べる量は、3倍くらいになっているのですが、胃腸がちょっと追い付いていないので、こちらのメンテナンスをまた見直しながら、更なるステップアップを目指していきたいと思います。
世界保健機関(WHO)の基準 |
||
状態 |
指標 |
|
痩せすぎ |
16.00未満 |
|
痩せ |
16.00以上、16.99以下 |
|
痩せぎみ |
17.00以上、18.49以下 |
|
普通体重 |
18.50以上、24.99以下 |
|
前肥満 |
25.00以上、29.99以下 |
|
肥満(1度) |
30.00以上、34.99以下 |
|
肥満(2度) |
35.00以上、39.99以下 |
|
肥満(3度) |
40.00以上 |
日本肥満学会の肥満基準(2011年) |
|
状態 |
指標 |
低体重(痩せ型) |
18.5未満 |
普通体重 |
18.5以上、25未満 |
肥満(1度) |
25以上、30未満 |
肥満(2度) |
30以上、35未満 |
肥満(3度) |
35以上、40未満 |
肥満(4度) |
40以上 |
図はwikipediaより