上山院長ブログ
2018.07.23
頭痛を解決するには
ビューティーコアサポート外来院長の上山です。
私は以前、筋緊張型頭痛やアルコール誘発頭痛がありました。
頭痛症状があると、何も出来なくなりますね。
その時は鎮痛剤で乗り切っていたので、常に携帯していました。
分子栄養の視点から、体作りに取り組んでいったところ、気づいたら鎮痛剤を飲むことがなくなり、携帯することもなくなりました。
今回頭痛に悩まされていた症例についてご紹介致します。
50歳台男性
幼少時より扁桃腺炎繰り返す等で抗生剤頻用
25歳から片頭痛に悩まされている
食事1日2回
コーヒー1日10杯以上
睡眠時間4時間:寝つき不良
便通:便秘、下痢の繰り返し
内服:胃薬、降圧剤、片頭痛薬
一番困っていることが、“頭痛”でした。詳細を省き、端的には栄養不足で、交感神経が非常に優位な状態でした。
まずは検査を受けて頂き、胃薬・コーヒーを中止しました。そして食事の改善に取り組みながら、サプリメントを利用し定期的な点滴フォローを継続して頂いています。
すると、4カ月経過した頃には、「長年の頭痛が無くなり、頭痛薬が必要なくなった」と晴れ晴れとされていました。
頭痛といっても、原因は様々で、国際頭痛分類では14に分類されています。
多くは一次性頭痛だと思われますが、診断や分類も“症状”による判断となりますし、原因はまだ解明されていません。
しかし何らかの誘因で血管や神経が刺激された結果、起こる症状であることには間違いないのでしょう。
頭痛はQOLを下げる要因となりますし、実際辛いですよね。
薬剤を利用するのは“助け”になりますが、“解決”にはならないかもしれません。
誘因事象を取り除くことが、一番の治療のように思います。
やはり炎症や生活習慣に問題があれば、まずそこにアプローチしていく事が重要のように思います。
表情が明るくなられているのを拝見すると、嬉しくなりました。今後も、更に楽しく活動されるお手伝いが出来ればと思います。
一次性頭痛 |
二次性頭痛 |
有痛性脳神経ニューロパチー 顔面痛など |
1片頭痛 2緊張型頭痛 3三叉神経・自律神経性頭痛 4その他の一次性頭痛 |
5頭頚部外傷 6頭頚部血管障害 7非血管性頭蓋内疾患 8薬物乱用頭痛など 9感染 10ホメオスターシスの障害 11耳鼻科、眼科、歯科、頭頚部疾患 12精神疾患 |
13有痛性脳神経ニューロパチー及び顔面痛 14その他 |
by国際頭痛分類第3班