上山院長ブログ
2018.01.05
幸福感を充電するホルモンとは❣
神経伝達物質は、主にアミノ酸・ペプチド類・モノアミン類に分類されます。
各物質が良いバランスを保持することで、社会生活を楽しく生きるが出来ます。
今回はモノアミン類の一つであるセロトニンに注目したいと思います。
セロトニンは“幸せホルモン”とも言われます。
重要な三大神経伝達物質の一つではありますが、脳内での分泌量は僅か2%にすぎません。この微量な量で多くの機能を果たしています。
体内には約10㎎のセロトニンがあり、その分布は90%が腸内、8%が血小板、残り2%が脳内に存在します。
セロトニンの重要な働きとは・・・
1脳を最適な覚醒状態を維持してくれる
2心のバランスを整えてくれる
3自律神経のバランスを整えてくれる
4痛みの調整をしてくれる
つまり心と体の活動バランスを整えてくれる物質です。
脳内で働くセロトニンは、脳幹で合成された脳内セロトニンが働きます。
腸で産生されたセロトニンは、脳の関所である血液脳関門を通過できないので、脳で働くセロトニンは頑張って脳で作るしかありません。
ですが腸内のセロトニン濃度が影響を及ぼすなど、無関係というわけではありません。
セロトニンの原料は必須アミノ酸の一つ、トリプトファンです。
トリプトファンの代謝経路は、いくつかあるのですが特に重要なのが、セロトニン経路とキヌレニン経路です。
炎症があると、セロトニン経路はストップしていまい、キヌレニン経路が優勢になります。
キノリン酸→活性型VB3になるには、B6が必要です。
不足すると、キノリン酸が多くなります。
キノリン酸には強い神経毒性があり、アルツハイマー型認知症、ハンチントン病、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、パーキンソン病等の疾患に関与しています
☆日光にはあまり当たらない
☆体温が36℃未満
☆血圧が低め
☆朝起きるのが苦手
☆良く噛んで食べない
☆生活習慣が不規則
☆仕事は部屋の中でデスクワーク中心
☆口呼吸が多い
☆肩こりや偏頭痛に悩んでいる
☆疲れやすい、疲れが取れない
☆日中に強い眠気を感じる
☆下痢または便秘を起こしやすい
☆猫背で姿勢が悪い
☆寝付きが悪い、眠りが浅い
☆あまり運動をしない
☆小さなことが気になって不安になる
☆イライラしやすい・気分が落ち込みやすい
☆あちこち痛い・痛みに過敏である
当てはまるものがありますか?
当てはまる項目が多い程セロトニンは不足しています
私は朝の日光浴とウォ―キングで、セロトニン量は丁度良くなってきました
‟セロトニン不足かも”という方は是非、朝の日光浴から始めてみて下さい。
幸せを一杯つかめる体質作りをしていきましょう