上山院長ブログ
2017.12.26
ハグでオキシトシンを分泌しましょう
オキシトシンは脳下垂体後葉という、小さな臓器から分泌されるホルモンです。
オキシトシンの生理作用は、子宮筋収縮による分娩の促進および授乳時の射乳反射を惹起することが、20 世紀初頭には知られていました。
教科書でも、「吸乳時や分娩時、子宮頸部及び膣の機械的刺激、乳児の泣き声などがオキシトシン分泌を誘起する」とそれぐらいの内容でしか学びません。
これだけ見ると、女性のホルモン?と勘違いしそうですよね。
オキシトシンは勿論男性にとっても重要なホルモンで、通常時の血中濃度は男女同程度のようです。
オキシトシンは別名、“幸せホルモン”や“愛情ホルモン”、“癒しホルモン”等とも言われており、幸せな人間関係を築く大切なホルモンです。
それに加え以下のような作用があることも分かってきており、注目されています。
・信頼、絆形成
・子育て行動
・生殖行動
・ストレス緩和
・抗不安作用
・抗炎症作用
・鎮痛作用
・摂食抑制作用
・アルコール摂取抑制
・射精、精子輸送
ヒトだけでなく、ペットやぬいぐるみでも、”ぎゅっ”とすることで分泌が増大することが指摘されています。
医師による触診は、診断のために欠かせないため、実施しているわけですが、不思議と疼痛が軽快したり、症状が改善することがあります。
その時点では治療しているわけではないのですが、この触れ合いも、オキシトシン分泌刺激となっているのかもしれません。
嫌いな人だと、かえってストレスになるのでそこは要注意ですね💦
ただ手を繋いだり、ハグすることで思いやりの気持ちが増大し、体調も良くなるなんて良い事尽くしですよね。
良い触れ合いの機会を増やしましょう!
インフルエンザも吹き飛ばせるかもしれません(^^♪